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韓国国民の10人に7人が「政府目標の11月集団免疫は不可能」

登録:2021-04-23 03:22 修正:2021-04-23 07:04
4つの世論調査機関、有権者1009人を対象として全国指標調査 
民主党、国民の力「役割果たせていない」いずれも60%を超える
19日午後、ソウル陽川区のメディヒール病院で医療スタッフがアストラゼネカのワクチン接種を行っている=カン・チャングァン先任記者

 国民の10人に7人は、政府が目標とする、新型コロナウイルスに対する「11月の集団免疫」形成は不可能と予想した。

 エムブレイン・パブリック、Kスタット・リサーチ、コリアリサーチ、韓国リサーチの4つの世論調査機関が、今月19日から21日まで全国の1009人の有権者を対象として行った全国指標調査の結果(信頼水準95%、誤差範囲±3.1ポイント)によると、11月の集団免疫達成について「可能ではないと思う」とする回答は69%で、「可能だと思う」(24%)を大きく上回った。政府のコロナ防疫対応に対する肯定的な評価は54%(否定的評価44%)だったが、昨年7月の最初の調査以降で最低水準だった。

 また、地方自治体の独自の防疫対策に「同意する」と回答した人は54%で、「同意しない」(39%)より多かった。ソウル市のオ・セフン市長が口火を切った独自の防疫対策については、混乱を招くとの専門家の指摘が出ているが、国民の多くはこれを支持しているということになる。

全国指標調査のウェブサイトより//ハンギョレ新聞社

 二大政党が本来の役割を果たせずにいるとの回答は、いずれも60%を超えた。「民主党は政権与党としての役割をよく果たしていると思うか」という問いに対しては「そうではない」という回答が65%で、「そうだ」(29%)という回答を圧倒した。また「国民の力は野党第一党としての役割を果たしているか」という問いにも、62%が「そうではない」と答え、「そうだ」は30%にとどまった。国民の力が4月7日の再・補選で圧勝したが、政府・与党の失策による反射利益だったことが重ねて確認されたもの。

 大統領選候補適合度は、イ・ジェミョン京畿道知事が25%、ユン・ソクヨル前検察総長が22%で、イ知事とユン前総長の2強構図が続いている。2人の適合度は1週間前より1ポイント下落。3位はイ・ナギョン民主党前代表(8%)だった。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政運営に対する肯定的な評価は35%で、前週に比べ1%上昇した。政党支持率は、民主党30%、国民の力27%だった。詳しい調査結果は、中央選挙世論調査審議委員会か全国指標調査のウェブサイトを参照。

キム・ミナ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/992156.html韓国語原文入力:2021-04-22 15:08
訳D.K

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