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韓国首相「9月末までに国民の7割がワクチン接種…大学入試はあまり懸念していない」

登録:2021-04-02 00:08 修正:2021-04-02 07:48
チョン・セギュン首相が今月1日午後、政府ソウル庁舎で開かれた定例会見で質問する記者を指名している/聯合ニュース

 チョン・セギュン首相はコロナ禍の長期化が今年の大学入試に影響を与える可能性について、「今年の夏からは(新型コロナの感染拡大)状況が好転するだろう」とし、「入試についてはまだあまり懸念していない」と述べた。

 チョン首相は1日、メディア向けの定例記者会見で「9月末までに国民の70%が(新型コロナワクチンの)接種を完了する計画」だとし、政府の目標通り進めば、大学入試に支障を来たすことはないだろうと予想した。

 同日の会見では「ワクチンパスポート」関連の質問も出た。これに先立ち、チョン首相は同日午前の中央災害安全対策本部会議で、スマートフォンでワクチン接種の事実を証明するワクチンパスポート関連システムを政府が開発しており、今月中に「認証アプリケーション」を公開すると明らかにした。

 チョン首相はこのワクチンパスポートの国際的活用度、ほかの国との協議の進行状況について「おそらく海外出張や旅行にも活用できるのではないかと期待している」と述べた。ただし、「国際的にワクチンパスポートをどうするかについては、まだ導入段階にあり、現在国際的な動向を調べると共に、韓国はそれにどのように適切に対応するかを研究している」と述べた。ワクチンパスポートの国際的な活用は、他国との協議が先行されなければならないという説明だ。

 一方、チョン首相は日本の(検定)教科書の歴史歪曲に関しては「日本政府の態度については非常に遺憾だ。失望を禁じ得ない」と答えた。次期大統領選挙に出馬するため、近いうちに辞意を表明するのかという質問には「時期が来れば、お話する機会があるかもしれない。しかし、まだ準備ができていない」と述べた。

ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/989266.html韓国語原文入力:2021-04-01 17:51
訳H.J

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