文在寅(ムン・ジェイン)大統領の国政遂行支持率が韓国ギャラップの調査で4週連続で下落し、就任後最低値をまたも更新した。
韓国ギャラップは、今月8日から10日まで全国の18歳以上1000人を対象に大統領職務遂行評価を調査(信頼水準95%、標本誤差±3.1ポイント)した結果、支持が38%だったと11日発表した。不支持は54%と集計され、支持・不支持の格差が16ポイントにまで広がった。支持は前週より1ポイント下がり、韓国ギャラップの調査で就任後最低値を記録した。不支持は3ポイント上がり、最高値を記録した。
支持政党別では、共に民主党の支持層の75%が大統領の職務遂行について支持したが、野党「国民の力」の支持層は97%が不支持とした。無党派層では不支持(63%)の方が支持(20%)より多かった。
職務遂行不支持とした人は、否定的に評価する理由として「不動産政策」(18%)を最も多く挙げ、「全般的に不十分」(12%)、「人事問題」(7%)、「法務部・検察の衝突」、「新型コロナへの対応が不十分」、「独断的・一方的・偏向的」、「経済・国民生活問題の解決が不十分」(以上6%)などを指摘した。韓国ギャラップは「秋夕(チュソク)以降、不支持の理由の1位に上がっている不動産問題の割合は減少傾向にあり、『新型コロナへの対応が不十分』はここ1カ月間徐々に増えた。今週の職務支持の理由としては「検察改革」(10%)が上位グループに浮上したのに対し、不支持の理由としては全般的にリーダーシップのスタイルに関する指摘が増えた」と分析した。
政党支持率は、民主党35%、無党派層32%、国民の力21%、正義党6%、国民の党と開かれた民主党3%の順だった。詳しい内容は韓国ギャラップまたは中央選挙世論調査審議委員会のホームページを参照。