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国連、対北朝鮮救護物品の制裁免除を承認

登録:2019-01-24 05:59 修正:2019-01-24 08:27
ユニセフなど救護団体4団体が要請 
救急車やノートパソコン、水道の蛇口などを支援
国連安保理//ハンギョレ新聞社

 国連が国際人道主義団体4団体の対北朝鮮支援物品に対し、「制裁免除」を承認した。

 23日、国連安全保障理事会傘下の北朝鮮制裁委員会(1718委員会)のホームページによると、国連児童基金(ユニセフ)やユジンベル財団、ファースト・ステップス、CFK(Christian Friends of Korea)の4団体の北朝鮮人道支援物品の制裁免除要請を18日(現地時間)に承認した。

 「1718委員会」がこれまでホームページで公開した北朝鮮人道支援の制裁免除事例は、今回の4件を含め、合わせて6件だ。ユニセフとユジンベルはそれぞれ昨年10月と11月に続き、今回も免除対象に名を連ねた。CFKとカナダの救護団体であるファースト・ステップスは、今回初めて制裁免除の承認を受けた。

 ユニセフは51品目52万860ドル分の物品について制裁を免除された。救急車9台(20万5740ドル)の比重が最も大きい。ユニセフは、この救急車が産婦人科の応急患者などを地域病院に移送するのに使われると明らかにした。平安北道定州市(ジョンジュシ)の人民たちに「清潔で安全な水」を供給するのに使われるソーラーパネル装着揚水ポンプ(9万6349ドル)も含まれている。蛇口2万3350個を含む35種の水道関連品目(4万1417ドル)は、江原道高城郡(コソングン)や咸境北道明澗郡(ミョンガングン)、両江道三池淵郡(サムジヨングン)の水供給に使われる予定だ。病院用のノートパソコン17台とテレビ40台も制裁免除リストに含まれている。

 「CFK」はこれらの物品について「結核や肝炎、小児患者のための人道主義プロジェクトに使われる物品」だと包括的に説明した。「ファースト・ステップス」は「児童の栄養失調を防ぐ救護活動に使われる20リットルのステンレス缶300個」をリストに載せた。ユジンベル財団は中国製スピーカーやマイクセット、マイク机、韓国製のネームペンなど3品目について制裁を免除された。

イ・ジェフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/879613.html韓国語原文入力:2019-01-23 20:38
訳H.J

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