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DMZで初めて6・25戦死者の完全な遺体を発掘

登録:2018-11-19 21:25 修正:2018-11-20 07:12
頭から足まで温存…5体を追加発見 
身元確認のためには遺族のDNA採取参加が必須
南北共同遺体発掘のための地雷除去作業が進行中の江原道鉄原の非武装地帯(DMZ)ファサルモリ高地で発見された完全な遺体=国防部提供//ハンギョレ新聞社

 南北共同遺体発掘のための地雷除去作業が進行中の江原道鉄原(チョルウォン)の非武装地帯(DMZ)ファサルモリ高地で、戦死者の遺体5体が追加発見されたと国防部が19日明らかにした。このうちの1体は、頭から足まで完全に温存された形態で発掘された。

 非武装地帯で完全な遺体が発掘されたのは今回が初めてだ。国防部は「遺体の足の下には戦闘靴の靴底まで残っていた」と伝えた。追加発掘された5体の遺体のうち1体は、地雷除去が完了した地域の交通壕で、残りの4柱は南北共同遺体発掘のための道路開設作業中に発見された。

 国防部は「遺体発掘鑑識団鑑識官による現場鑑識の結果、今回発見された5柱はすべて戦死者の遺体であると判定された」と明らかにした。遺体5柱が国軍兵士のものかは未だ確認されていない。国防部は「遺体を遺体発掘鑑識団中央鑑識所に移送し、身元確認のための精密鑑識とDNA分析を進める予定」と明らかにした。

 イ・ジンウ国防部副報道官はこの日、定例ブリーフィングで「現在、未収集または身元が確認されていない6・25戦死者は13万3千人余りで、今までに確保された遺族のDNAは3万4千個余りに過ぎない」として、「戦死者を一日も早く家族の元に送り届けるためには、遺族のDNA採取参加が必須だ」と話した。DNA採取は、戦死者の父方と母方、8親等以内の家族と子孫であれば可能だ。全国の保健所と保健支所、軍病院、地方兵務庁、徴兵検査場、そして予備軍などで採取できる。綿棒で口内の上皮細胞を採取する方式で実施される。

ユ・ガンムン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/870819.html韓国語原文入力:2018-11-19 16:34
訳J.S

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