
中東呼吸器症候群(MERS)確診患者のAさんと接触した人のうち、70人あまりの所在が把握できていないことが分かった。Aさんと同じ飛行機に乗って韓国に入国した外国人50人と、Aさんが乗ったリムジンタクシーを続いて利用した乗客20人あまりだ。政府が彼らの所在を急いで把握し管理に乗り出さなければ、MERS拡散の懸念を大きくする要因になりかねない。
疾病管理本部は10日午後、Aさんの移動経路などに関する中間調査結果を発表し、このような内容を公開した。まずAさんが8日午後5時46分から午後7時20分まで仁川国際空港からサムスンソウル病院に移動する際に利用したリムジンタクシーが防疫網の「穴」だったことが確認された。
当初、リムジンタクシーの運転手は他の乗客を乗せていないと供述したが、調査の結果、Aさんがタクシーから降りた後、自分が「密接接触者」に分類されるまでに23件のクレジットカード決済があったことが把握された。疾病管理本部は、カード決済の内訳を通じて乗客と推定される決済者の身元を確認している。クレジットカード決済件数が23件あるため、実際の乗客はさらに多い可能性がある。彼らは「日常接触者」に分類される予定だ。従来の日常接触の417人に含まれていない人たちだ。
また、Aさんと同じ飛行機に乗って入国した外国人115人のうち、多くの人の行跡も政府は十分に把握できていないことが分かった。疾病管理本部は連絡が取れない外国人乗客が10日現在50人いると明らかにした。疾病管理本部は、行政安全部と出入国事務所、各国の駐韓大使館などを通じて、彼らに連絡を取る方法を探しているところだ。