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金正恩委員長、芳名録に「新しい歴史はこれから」

登録:2018-04-27 11:12 修正:2018-04-27 12:29
「平和の時代、歴史の出発点にて」と書き込む  
「北漢山」大型山水画を背景に記念撮影も
金正恩委員長が平和の家の芳名録に書き込んだメッセージ=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 「新しい歴史はこれから。平和の時代、歴史の出発点にて。金正恩2018.4.27」

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は平和の家の芳名録にこのようなメッセージを書き込んだ。

 27日午前9時41分、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩委員長は、首脳会談の会場の平和の家に入った。金委員長は、伝統的な海州(ヘジュ)膳をかたどった署名台の前の椅子に座り、金与正(キム・ヨジョン)北朝鮮労働党中央委員会第1副部長が渡した万年筆で芳名録を作成して署名した。金委員長が芳名録に記録する間、文大統領は傍に立って、金委員長が作成中の芳名録に視線を送った。

ミン・ジョンギ画伯の山水画「北漢山」=大統領府提供//ハンギョレ新聞社

 その後、両首脳は1階ロビーに飾られているミン・ジョンギ画伯の「北漢山」を背景に記念撮影を行った。記念撮影後、両首脳は「北漢山」を眺めながら30秒ほど会話を交わした。キム・ウィギョム大統領府報道官はこの絵の意味について「史上初めて韓国の地を踏む北朝鮮側指導者をソウルの名山に招待するという意味が込められている」と説明した。これに加え、今月25日、コ・ミンジョン副報道官は「ソウルにある山だが、名前は『北漢』(音読みで北朝鮮を意味する北韓と同じ)山であり、重儀的意味も考慮した」と説明した。「北漢山」はミン・ジョンギ画伯が2007年に完成させた大型の山水画(452.5×264.5センチメートル)だ。2010年に国立現代美術館が購入して所蔵しており、今回の南北首脳会談に向けて大統領府の要請で貸与したという。両首脳は記念撮影の直後、9時44分に事前歓談の場所である接見室に入った。

キム・ギュナム記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/842345.html韓国語原文入力:2018-04-27 10:37
訳H.J

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