朴槿恵(パク・クネ)前大統領の弾劾を率いたろうそく集会1周年を1週間後に控え、ソウル都心に再びろうそくが灯された。今月29日のろうそく集会1年を迎え、前日の28日には1年前に民主主義を叫んだ市民たちが再び集まる大規模集会も開かれる。
416連帯は21日夕方、ソウル光化門(クァンファムン)南広場でろうそく文化祭を開き、「セウォル号惨事第2期特別調査委員会」(特調委)の設立と「社会的惨事の真相究明特別法の立法」を求めた。セウォル号惨事で命を失ったジュンヒョン君の父親のチャン・フン416家族協議会真相究明分科長は演壇に立ち、「第2期特調委が設立され、特別法が可決されても、私は生きている間、再びジュンヒョンに会えない。しかし、真相究明と責任者の処罰が行われてこそ、天国に行ってジュンヒョンに『ほら、やっただろう』と言えそうだ」として、参加を訴えた。416連帯はこの日の最初の文化祭を皮切りに、来月25日まで毎週土曜日、光化門広場でろうそく文化祭を開くと共に、同じ期間にソウル駅や市庁広場などソウルの各所で署名運動を進めるなど、第2期特調委の設立に向けた集中行動に乗り出す。
昨年、大規模なろうそく集会を主導した「朴槿恵政権退陣のための非常国民行動」(退陣行動)も本格的にろうそく1周年記念活動に突入する。退陣行動記録記念委員会は23日昼、世宗文化会館の階段で「ろうそく1周年宣言」記者会見を行ったのに続き、28日には光化門広場で大規模な集会「ろうそく1周年大会:ろうそくは続く」を開催する。昨年10月29日に始まったろうそく集会には翌年4月の第23回集会まで、合わせて1600万人を超える市民が参加した。退陣行動は「1周年のろうそく集会は国民の力で消えかけた民主主義を蘇らせた抗争を記念し、国民の命令である積弊の清算と社会大改革の意志を確認する場となるだろう」と明らかにした。
21日昼、ソウル大学路のマロニエ公園では親朴(親朴槿恵)保守団体会員たちが大規模集会を開いた。彼らは朴槿恵前大統領の釈放を主張し、朴前大統領に対する離党勧誘懲戒案を議決した自由韓国党を強く糾弾した。大韓愛国党のチョ・ウォンジン代表は「朴槿恵大統領が裁判拒否闘争や政治闘争を宣言した。左派の権力簒奪に同調し背信行為を続けている自由韓国党は何を根拠に朴大統領を党から離党させようとするのか」と激しく非難した。警察推算3500人が集まったデモ隊は集会の直後、太極旗(韓国の国旗)を掲げて「朴槿恵大統領を釈放せよ」、「腐敗政党の自由韓国党は自爆しろ」などのスローガンを叫びながら、鍾路(チョンノ)、安国(アングク)駅を経て、国立現代美術館まで行進した。