セヌリ党のチョン・ジンソク院内代表は朴槿恵(パク・クネ)大統領の3回目の国民向け談話について事実上「大統領の降服宣言」と見て、弾劾を原点から再検討することを主張した。
チョン院内代表は29日、セヌリ党議員総会で「現職大統領として全てを脇に下ろす意志の表明と理解する。自身の去就を国会に白紙委任して下野の決心を明らかにした」として「弾劾議論は大統領が辞退しないという状況を前提に進めるものだ。状況変化が起きた以上、両野党と大統領弾劾手続きの進行について原点から再議論する」と明らかにした。
チョン院内代表は「国政混乱の最小化」を名分に「挙国中立内閣の構成など、野党と交渉してどのようなロードマップを作るのか、意見を集約することを望む」として「改憲に関連して党論を集めれば、与野党協議で12月中に改憲特別委の設置など改憲ロードマップの作成に乗り出す」と述べた。この際、改憲までもテーブルに上げるということだ。チョン院内代表は「チェ・スンシル国政壟断事態のような、5年単任の帝王的大統領制による悲劇は、今こそ国と国民のためにケリをつけなければならない」として「遅々として進まない改憲議論をなんとか決着させ、次の段階に進まなければならない」と付け加えた。