世界最低水準の少子化が持続する中、韓国の中高校生5のうち1人が「子供がなくてもかまわない」と考えていることが明らかになった。
韓国保健社会研究院は6日、チャ・ウギュ韓国教員大教授(初等教育課)が全国1179人の中高生(高3除外)を対象に「少子化および人口教育に関する認識」の調査を行った結果、こうした結果が現れたと明らかにした。調査結果を見ると、大人になった時「子供がなくてもかまわない」と答えた中高生は21.1%(男子生徒13.7%、女子生徒28.7%)に達し、「必ず子供がいなくてはならない」と考える中高生は55.1%と集計された。残りの23.6%は「まだ分からない」と答えた。
子供がいなくてもかまわないと考える理由については「自分の仕事に専念したい」(29.8%)が最も多く、「子供の養育費と教育費が多くかかるから」(26.8%)も少なくなかった。女子生徒は自分の仕事に専念したいが35.4%で最も多い一方、男子生徒は養育費と教育費が多くかかるたという回答が40.3%で最も多かった。
結婚の意志では肯定的立場を取った生徒が約73%に達し、2011年の68%より少し上がっていることが分かった。「夫が金を稼ぎ妻は家庭と家族を世話する」という伝統的な役割に対しては約81.7%が否定的に答え、女子生徒の場合は91.3%が否定的だった。保健社会研究院は8日、ソウルの延世大でこの論文内容をはじめとして少子化問題に対する「第8回人口フォーラムー少子化現象に対する青少年・青年層の理解と現実」と題した討論会を開く。
韓国語原文入力:2015-12-06 22:01