
ソウル地下鉄5・6・7・8号線を運営するソウル都市鉄道公社の労働組合をはじめとする労働界が、ソウル都市鉄道の機関士がまたも自ら命を絶ったことに対し、ソウル市の責任を提起して“2人乗務”など最適勤務委員会の勧告案を直ちに履行せよと要求した。
ソウル都市鉄道労働組合とソウル地下鉄労働組合、民主労総公共運輸労組・連盟は19日午前、ソウル市庁前で記者会見を持ち「ソウル都市鉄道公社の機関士が、18日またも自ら命を絶った。ソウル市は地下鉄機関士の死を予防できる対策を準備しておきながら、いまだに履行していない。最適勤務委の勧告案等、漂流している再発防止対策を直ちに実施せよ」と明らかにした。
18日未明に死亡したソン氏(44)は1994年にソウル都市鉄道公社に入社し、最近は7号線の電車を運行する大公園乗務事業所で働いていた。ソン氏は20年間42万キロを無事故運転していた。しかし遺族と同僚たちの証言によれば、睡眠障害やうつ病などを訴えていたという。
ソウル都市鉄道公社所属機関士の自殺は2003年以降8人目だ。昨年10月に続き11か月目にしてまたも無残な事故が発生するなど、2012年以降の2年余りに4人の機関士が極端な選択をした。
ソウル都市鉄道労組は「2007年と昨年の臨時健康検診とソウル市傘下の最適勤務委員会の調査を通じ、機関士たちの相次ぐ自殺の原因として、古くさく暴圧的な組織文化、劣悪な勤務条件と低い成就度、不合理で非常識的な競争、疾病所見のある者を放置していることなどが指摘された。ソウル市と公社は、機関士の自殺を防止すると約束し、機関士の待遇改善に向けた総合対策を打ち出したが、まだ施行されていない」と主張した。ソウル市が自殺を防止する対策を作っておきながら、まともに履行せずにいて、また別の犠牲を招いたという話だ。
ソウル都市鉄道労組のキム・テフン乗務本部長は「死の行列を止めなければならないと数年間言い続けてきたが、死の行進は止まっていない。今すぐソウル市が、資本の効率を前面に掲げたマッケンジー報告書と労働者の安全を重視する最適勤務委の勧告案のうち、どちらを採るのかはっきりした選択をしなければならない」として「朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は機関士たちの健康権と市民の安全のために2人乗務制を直ちに実施すべきだ」と語った。
遺族と労働組合は、ソウル市とソウル都市鉄道公社が再発防止策を打ち出すまで葬儀を行わないことにした。