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「セウォル号特別法の制定を」全国で要求の声

登録:2014-07-25 00:20 修正:2014-07-25 01:04
惨事100日、市民追慕の波
遺族たち、安山~ソウル広場 徒歩行進
町角ごとに市民たち「がんばってください」
釜山(プサン)・仁川(インチョン)など各地で相次ぎ集会
セウォル号惨事からちょうど100日をむかえた24日午後、ソウル市庁前広場で遺族と市民が参加した追慕行事‘君の涙を忘れない’が開かれている。 イ・ジョングン記者 root2@hani.co.kr

 セウォル号惨事からちょうど100日目の24日、全国で犠牲者を追慕しセウォル号特別法の制定を要求する声があふれた。

 23日、京畿道(キョンギド)安山(アンサン)の花郎遊園地に設けられた合同焼香所から徒歩行進を始めたセウォル号犠牲者遺族など300人余は、この日午後にソウル汝矣島(ヨイド)の国会議事堂とソウル駅を経てソウル市庁前のソウル広場に集まった。 市民は1泊2日の行進をした遺族たちが広場に到着すると全員が立って拍手で迎えた。 遺族たちはセウォル号遺族代表が捜査権と起訴権が保障された調査委員会の構成を含む特別法制定を要求して11日間断食している光化門(クァンファムン)広場で激励して行進を終えた。 市民たちはセウォル号遺族たちが通過する町角で「頑張れ」と応援を送りもした。

 韓国作家会議と‘セウォル号を忘れない音楽家’、ソウル文化財団もソウル広場で追慕詩の朗唱と音楽会を開いた。 7000人余りの市民(警察推算)が集まったこの広場でキム・ヘジャ、ムン・ドンマン詩人らが犠牲者追悼詩を朗唱し、歌手キム・チャンフン氏は‘ガチョウの夢’を檀園高2年イ・ポミさんが生前に歌った音声にあわせて歌った。 イ・ポミさんの声がスピーカーから流れると多くの市民たちのすすり泣きがもれた。 市民たちは‘忘れません’、‘ごめんなさい’というプラカードを持って犠牲者を追慕した。 キム・ジョンスク(43)氏は「セウォル号事故からすでに100日になりました。 二度とこのような悲劇が起きてはならないという祈る気持ちで、犠牲になった人々を追悼したくて来た」と話した。

 セウォル号特別法の制定を要求する集会と行進は全国各地で行われた。‘セウォル号惨事釜山市民対策委員会’はセヌリ党釜山市党舎前で「セヌリ党が捜査権と起訴権もない‘形だけのセウォル号特別法’を主張している」として糾弾した。 仁川(インチョン)地域の市民団体と職能団体、宗教界なども市民対策委員会を設けて午後7時から九月洞(クウォルトン)のロデオ通りでセウォル号特別法制定のための初めての仁川市民ロウソクのあかり文化祭を開いた。 また、大邱(テグ)・慶北(キョンブク)の72の労働・市民団体と進歩政党などで構成された大邱市民対策委員会も午前11時にセヌリ党大邱市党舎前で特別法の制定を要求した後、午後にはキャンドルデモを行った。

 蔚山(ウルサン)地域では40余りの市民・社会・労働団体が参加した‘蔚山時局会議’が午後6時30分からロッテ百貨店蔚山店前で‘セウォル号惨事100日キャンドル行動’行事と街頭行進を行い、大田(テジョン)ではクォン・ソンテク市長ら1000人余が特別法の制定を要求する集会を開いた。

 セウォル号が入港する予定だった済州(チェジュ)港では、500人余の済州道民たちが客席を埋めた中でピアニスト ペク・コンウ氏がベートーベンのソナタ‘悲愴’2楽章とリストの‘眠れぬ問い’、‘悲しみのゴンドラ2番’等を演奏した。

 宗教界も追慕の波に参加した。 韓国仏教宗団協議会はソウル曹渓寺(チョゲサ)の大雄殿でセウォル号犠牲者追慕100日法要を行った。 天主教ソウル教区の正義平和委員会はソウル明洞(ミョンドン)のカトリック会館で追慕ミサを開いた。 セウォル号沈没事故以後、全国の焼香所には220万4224人(22日基準)が訪れ弔問したと集計された。

キム・ギソン、イ・ジェウク記者、全国総合 player009@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/648443.html 韓国語原文入力:2014/07/24 22:36
訳J.S(1743字)

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