裁判所がセウォル号犠牲者追慕ろうそく集会行進を禁止した警察の措置にブレーキをかけた。
ソウル行政裁判所行政5部(裁判長キム・ギョンナン)は、市民団体が鍾路(チョンノ)警察署を相手取り提起した屋外集会禁止執行停止仮処分申請に対して「来月1日まで警察の集会禁止処分の効力を停止する」と決めたと28日明らかにした。
全国女性連帯とソウル進歩連帯などの市民団体が設けた‘セウォル号ろうそく市民会’は去る23日夜8時から‘セウォル号失踪者無事生還祈願市民ろうそく行進’を行うと鍾路警察署に申告したが、警察は行進経路が道路交通法上の‘主要道路’に含まれるという理由でこれを許可しなかった。 これに対しソウル進歩連帯らは24日、裁判所に屋外集会禁止取消訴訟と執行停止仮処分申請を出した。
裁判所は「集会禁止処分によりソウル進歩連帯などが回復しがたい損害を被りかねず、緊急に予防する必要がある。 ただし本案訴訟宣告の時まで執行を停止すれば(本案裁判で争いもせずに)原告勝訴と同様の効果を生むことになるので、一時的に禁止処分の効力を停止する」と説明した。 裁判所は執行停止決定以後、集会状況に対する市民団体と警察の意見を来月1日に聞き、以後も集会を継続許容するか否かを決めることにした。
一方、セウォル号ろうそく市民会は毎晩7時、ソウル光化門(クァンファムン)清渓(チョンゲ)広場に集まって一時間のろうそく集会を開いた後、仁寺洞(インサドン)側に行進する計画だ。
キム・ソンシク記者 kss@hani.co.kr