本文に移動

ケリー "非核化を前提に北韓と対話する準備"

登録:2013-04-12 22:58 修正:2013-04-13 04:29
"対話ための対話はしない" 宣言
朴槿恵(パク・クネ)大統領が12日午後、訪韓したジョン・ケリー米国国務部長官に大統領府で会い握手している。 大統領府カメラマン団

ユン・ビョンセ長官と外交会談後
"ムスダン発射すれば状況悪化"
中国の役割 強調も

 米国が "北韓と対話を望む" と明らかに明らかにした。しかし対話の前提と目標が‘韓半島の非核化’であることを明確にして "対話のための対話はしない" と宣言した。

 ジョン・ケリー米国務長官は12日ソウルで韓-米外交長官会談を終えた後に開かれた記者会見で 「現在の切迫した緊張状態に関して、米国と韓国そして国際社会は全て団結している。 北韓は核保有国としては認定されないだろう」と話した。 彼はまた「北韓が今行っている様々な威嚇的発言は容認されえない」とし「オバマ大統領と米国国民に代わって、そして韓-米防衛条約により米国は必要なら私たちの同盟国そして米国を防御するだろう」と強調した。 その一方で彼は「我々の真の目標は同盟国を防御することではなく、真の平和の可能性、再統一の可能性、そして北韓のより良い未来の可能性」と明らかにした。

 ケリー長官は続けて「米国は北韓と対話するだろうが、そのためには北韓が大韓民国および6者会談参加国らと協力して自由に採択し選択した約束を守らなければならない」と話した。 これは2005年9月19日に6者会談で合意した‘韓半島の検証可能な非核化’が対話の大前提であることを確認したものだ。

 ケリー長官はまた「万一、北韓がムスダンを発射するならば、それは本当に不必要で、不幸で、望まない寄与になるだろうし、すでに非常に危険な状況を悪化させる追加的要素になるだろう」と話した。 ケリー長官はまた、北韓がミサイルに核弾頭を載せ発射できる能力を持ったという米陸軍情報部の意見に対して「北韓に何らかの機器があることは事実だ。 北韓が困難で危険な側へ進んでいることはその通りだ」と話した。

 ケリー長官は 「我々が願うのは6者であれ2者であれ、実質的な未来について対話したいということ」とし、対話の枠組みや形式よりは内容的に‘韓半島の非核化’が達成されることを強調した。 これは北韓の核放棄がなくとも対話と人道的な支援はすることができるという朴槿恵(パク・クネ)政府の韓半島信頼プロセスとは多少違いがある。 彼は「最近オバマ大統領がいくつかの訓練をやるなと命令した。 それで緊張緩和に多くの寄与をしたと考える。 今度は選択しなければならないのは金正恩」だと話した。

 ケリー長官は最後に中国の役割を強調して「韓国で朴槿恵大統領と交わした対話を持って中国指導部と対話するだろう。 誰もが知っているだろうが、世界のどこの国も北韓と中国以上に重要な関係を持っている国はない」と話した。

 一方、現在韓-米間で進行中の原子力協定改定問題と関連しては「韓国の平和な原子力プログラムに相当な尊敬の念と信念を持っているが、北韓とイラン核問題が引っかかっている」として、このような問題が接近方式に相当な影響を及ぼしかねないと話した。 ユン・ビョンセ長官はこれに対して「韓-米原子力協定首席代表交渉を近い将来始めることで両国が合意した」と話した。

キル・ユンヒョン記者 charisma@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/582644.html 韓国語原文入力:2013/04/12 21:44
訳J.S(1496字)

関連記事