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一線警察官ら、首脳部批判"個人の栄華のために組織をかけて賭博"

登録:2013-02-13 20:39 修正:2013-02-13 23:17
警察内部掲示板‘国家情報院女子職員事件’捜査関連 非難文 上がる
キム・ヨンパン ソウル庁長に向けて "ひとりが組織を駄目にしてしまうこともありうる"
18代大統領選挙当時に火が付いた国家情報院の不法選挙介入疑惑と関連して警察の捜査を受けている国家情報院女子職員キム・某氏(29・右側)が25日午後、3次召還調査を終えた後 弁護人と共にソウル江南区(カンナムグ)の水西(スソ)警察署から出ている。ニュース1

 国家情報院の大統領選挙世論操作疑惑事件に対する警察の性急な中間捜査結果発表とのろま捜査進行が警察内部でも批判を受けている。

 去る8日、警察内部掲示板には‘国家情報院女子職員事件を見ながら感じる短い考え’というタイトルの文が上がってきた。 警察官キム・某氏はこの文で、今回の事件に対する徹底して公正な捜査を促す言論の報道を紹介して 「皆、口には出さないが上司は上司なりに、私たちは私たちなりに、それなりの計算をしながら言葉を慎んで息をひそめている」と書いた。 続けて「投票日の直前に中間捜査結果を発表することで警察が選挙に介入したという認識を国民に植えるのではないか心配だ」と話した。

 大統領選挙の3日前に中間捜査結果発表を指示したキム・ヨンパン ソウル警察庁長官を直接狙った文等も後に続いた。 別の警察官キム・某氏は「ひとりが組織全体を駄目にしてしまうこともありうるのですね」と言い、警察官チャン・某氏も「組織をかけて賭博をしたのではないかと思う。 その賭博が個人には栄華を抱かせることができても、組織には結局どうであれマイナスであり、二度とこのようなことが起きてはなりません」と書いた。

3日ソウル地方警察庁は国家情報院女子職員の大統領選挙介入疑惑事件を担当したソウル水西(スソ)警察署のクォン・ウンヒ捜査課長が4日付で松坡(ソンパ)警察署捜査課長に席を移すと発表した。

 国民が納得できる捜査結果を出せなければ次期政府が進める検警捜査権調整で警察が不利な状況に置かれるという心配も警察内部で広がっている。 また別の警察官キム・某氏はこの掲示板で「国家情報院捜査を果敢に行う必要がある。 (国家情報院職員)キム・某氏の上級者も調査し、国家情報院も押収捜索し…国民が疑惑を抱いている部分は明確にしてこそ国民の信頼を受けられ、捜査権調整にも国民の前で堂々と主張できると見る」と書いた。

パク・ヒョンチョル記者 fkcool@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/573730.html 韓国語原文入力:2013/02/13 20:18
訳J.S(1162字)

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