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‘資質論難’キム・ビョンファ、ヒョン・ビョンチョル…セヌリも背を向ける

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/543030.html

原文入力:2012/07/18 08:19(1300字)

キム・ビョンファ任命案‘自由投票’…ヒョン・ビョンチョルは聴聞報告書‘放棄’

‘任命強行 気流’内外からの非難に変わり…落馬可能性 大

セヌリ党指導部が17日、道徳性と資質論難に包まれたキム・ビョンファ(57)最高裁判事候補者に対して人事聴聞会聴聞報告書採択を前提に任命同意案を自由投票に任せることにした。 ヒョン・ビョンチョル(68)国家人権委員長候補者に対しては人事聴聞会報告書自体を採択しないことで与野党が合意し李明博大統領の任命強行有無に関心が集まっている。

 セヌリ党の核心党役員は「キム・ビョンファ候補者など4人の最高裁判事候補者に対して聴聞報告書を採択して本会議に上げれば、本会議ではキム候補者の任命同意案については自由投票をすることで意見がまとまった」と明らかにした。 セヌリ党はこのような意を18日に民主統合党側に伝達すると発表した。 野党がキム候補者の任命に確実に反対する状況で、セヌリ党の一部が任命同意案に反対表決をする場合、キム候補者任命同意案は否決される可能性が高く見える。

 キム最高裁判事候補者は議政府(ウィジョンブ)地検長だった昨年4月、議政府地検高陽(コヤン)支庁の捜査を受けた第一貯蓄銀行ブローカーの私債業者パク・某(61)氏と数十回通話するかと思えば、2001年12月ソウル、瑞草洞(ソチョドン)の高級アパートの同じ棟の401号と601号を朴氏と揃って買い入れていたことが明らかになった。 その上、貯蓄銀行捜査緩和請託と偽装転入、不動産ダウン契約書作成など10種余りの疑惑にも包まれた状態だ。 ヒョン・ビョンチョル国家人権委員長候補者もやはり在任中2ヶ月に一度ずつ大統領府を訪問した疑惑をはじめとして、息子の兵役忌避、論文盗作、不動産投機など多くの疑惑がふくらみ与党内ですら非適格者という批判が出てきている。

 セヌリ党はこの日朝の段階では汝矣島(ヨイド)のあるホテルで開かれた最高委員会で2人の候補者に対する任命に反対する理由はないという側で結論を下したが、党内外の批判世論と党内の反対意見を受け入れ、こうした側に方向を変えたことが分かった。

 与野党はヒョン・ビョンチョル国家人権委員長候補者に対しては人事聴聞報告書を採択しないことにした。 ヒョン候補者に対する報告書は18日まで国会運営委員会を開いて採択有無を定めなければならないが、‘適格’というセヌリ党の立場と‘非適格’という民主党の見解の違いが狭まらず、運営委会議開催自体が失敗に終わった。 ヒョン候補者は国会が人事聴聞会報告書を採択しなくとも大統領が任命できるが、その場合には李明博大統領は少なくない政治的負担を背負わなければならない状況だ。

ソン・ヨンチョル、ファン・ジュンボム記者 sychee@hani.co.kr

原文: 訳J.S