原文入力:2012/06/04 08:26(1411字)
"南北関係は市民の暮らしと直結"
パク・ウォンスン市長 共同委員長 引き受け
市公務員、学術会議 討論者として
本日 交流協力基金 支援決定
ソウル市が6・15南北共同宣言12周年記念学術会議を共同主催することを決め、予算を支援する方案を推進中であることが3日確認された。 パク・ウォンスン ソウル市長は学術会議の共同委員長を引き受けてほしいという提案を受諾した状態で、李明博政府スタート以後、中央政府と地方政府をあわせて6・15関連行事を官が共同主催する初めての事例となる展望だ。
パク市長は金大中平和センター(理事長 イ・ヒホ)が来る14日に開催する6・15宣言記念学術会議に共同委員長資格で参加し、5分内外の開会辞を通じて南北和解メッセージを投げかけ、ソウル市共同主管の意味などもあわせて説明する予定だ。 パク市長はイム・ドンウォン前統一部長官などと共にこの行事の共同委員長を引き受け、学術会議には市の公務員が討論者としても出る。
4日午前‘6・15南北共同宣言記念学術会議支援案件’を審議する市の南北交流協力委員会が開かれ、行事予算合計1億3000万ウォンの内、8000万ウォン程を南北交流協力基金から支援する方案を決める予定だとソウル市が3日明らかにした。 金大中平和センターが南北協力基金支援を申請した。
南北関係、外交、国防を除きほとんどすべての中央部署業務を扱い‘小政府’とも呼ばれるソウル市が、現政権スタート以後に凍りついた南北関係改善に立ち向かう背景に関心が集まっている。
ソウル市関係者は「パク市長は‘南北関係はソウル市民の暮らしと直結する問題’と見る」として「李明博政府が南北関係で役割を果たせずにいるので、ソウル市長が直接南北関係復元のための初めての行動を始める」と6・15行事共同主管と基金支援に乗り出した理由を説明した。
金大中前大統領の退任後、金大中平和センターが主管する6・15記念行事に参与政府時までは盧武鉉前大統領や長次官が大挙参加したが、現政権スタート以後には2008年6月キム・ハジュン当時統一部長官が祝辞を述べたこと等を除けば政府側の人々の足は途絶えた。
また、4日に開かれるソウル市南北交流協力委会議ではパク市長が‘京平(ソウル-平壌)サッカー開催’を提案した背景・経緯なども報告案件として上程される予定であり、ソウル平壌サッカー推進も速度を上げるものと見られる。 パク市長は今年の新年挨拶でソウル平壌サッカー大会の復活とソウル市立交響楽団の平壌公演などを提案してソウル市次元の南北関係活性化方案を公表した経緯がある。
ソウル市は李明博市長在任時期の2004年北韓、龍川(ヨンチョン)駅列車爆発事故を契機に対北韓人道的支援のための条例を作り、200億ウォン規模の南北交流協力基金を作った経緯がある。 市は2005~2007年南北交流協力事業を要請する民間団体に基金の中から21億ウォンと基金利子20億ウォンを数回支援した後、南北協力基金180億ウォン程を残している。
イム・インテク、クォン・ヒョクチョル記者 imit@hani.co.kr
原文: 訳J.S