原文入力:2012/05/30 15:06(1215字)
←キム・ホンド牧師
ソウル市長選挙を控えて祈祷時間に特定候補に反対
パク候補を非難する新聞を製作したソ・ギョンソク牧師も罰金刑
ソウル市長選挙を控えてパク・ウォンスン当時ソウル市長候補を名指しし 「サタンに属する人が市長になればどうなるか」と教会礼拝時間に話したキム・ホンド(74)クムナン教会牧師に300万ウォンの罰金刑が宣告された。
ソウル、北部地方裁判所第11刑事部(部長判事 キム・ジェファン)は公職選挙法違反容疑で起訴されたキム牧師を300万ウォンの罰金刑に処すると30日明らかにした。 キム牧師は昨年10月ソウル市長補欠選挙を3日後に控えた23日の日曜日、ソウル、中浪区(チュンナング)のクムナン教会で教会信者7000人余りの前で祈祷を捧げ「心臓部のようなソウルでサタン、邪鬼に属する人(パク候補)が市長になればどうなるか、今回の市長選挙を誤れば、国の命運が傾く」と話した。また、彼はパク候補の思想と経歴に問題があるので当選させてはならないという内容の寄稿文が載った新聞に言及し「新聞が出てきたので三,四枚ずつ持っていって家族どうしで回して読みなさい」と勧めた。
キム牧師側は「上のような話は牧師が教会で礼拝中に通常的にできる表現に過ぎず、特定候補の実名を取り上げたこともなく選挙運動には該当しない」と主張した。 しかし裁判所は「被告人の発言内容と新聞記事内容を総合してみる時、誰でも被告人が話した‘サタン、邪鬼に属する人’がパク・ウォンスンを指し示すということを簡単に知りえた」 とキム牧師側の主張を受け入れなかった。
また、裁判所は「大型教会の牧師として選挙を控えて礼拝時間に教会信者に対し特定候補者に反対する内容の話をしたのはその罪質が軽くなく、同種犯罪前歴もある」としつつも「意識的に候補者の実名を挙論しないなど公職選挙法違反行為をしないための努力をした点、礼拝手続き全体の中の本説教時間でない奉献祈祷時間中に短く上のような話をした点などを考慮して刑を定める」として量刑理由を明らかにした。
一方、北部地方裁判所はパク候補を非難する地域新聞を製作・配布したソ・ギョンソク(64・牧師)キリスト教社会責任共同代表とキム・ビョングァン(58)前ソウル市在郷軍人会会長にもそれぞれ罰金200万ウォンの刑を下した。 ソ牧師らはパク候補の思想と経歴に問題があるとして当選させてはならないという内容の寄稿文を書き、これを入れた新聞号外を作りクムナン教会などに配布した容疑で起訴された。
キム・ジフン記者 watchdog@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/religious/535254.html 訳J.S