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「韓国では南北関係、米国では韓米関係の話だけ」 朴槿恵「明確でない」李明博外交政策批判

https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/495182.html原文入力:2011/09/06 20:42(1248字)
イ・ヒョンソプ記者

米大使「李明博候補報告書」
「朴正煕が鄭周永会長に、彼に気を付けろと話したが
よくしてやれという意味に誤解したとの噂」

「朴正煕元大統領が李明博候補の就職を鄭周永(チョン・ジュヨン)現代グループ会長にお願いしながら、一方では「彼に気を付けなさい」と話したが、鄭会長は「彼によくしなさい」という意味と誤解したとの噂がある。これが事実ならば、李大統領が高速昇進するのに大きな助けを与えたことになるだろう」

大統領選挙前哨戦の真っ最中だった2007年2月2日、「大統領候補 李明博」という題名の報告書がアレクサンダー・バーシュボウ大使の名前で本国に送られた。出生、成長、政治経歴など4項目に整理されたこの報告書で特に注目されるのは、「幸運の転換」との項目だ。韓日協定反対デモにともなう投獄で、李大統領は高麗大を卒業後もしばらく就職できなかった。電文は李大統領が朴元大統領に「感動的な」手紙を書いて赦免され、現代建設に就職できたという 話とともに鄭会長の「誤解」というまた他の裏話を伝えたが、「噂」と限定つきでも、有力大統領選候補に対する正式報告書であるだけに、その重さは相当なも のだ。

内部告発サイトウィキリークスが2日公開した米国外交公電に、李明博大統領に対する様々な評価が登場して注目されている。

2007年、ハンナラ党大統領候補選挙戦で李明博大統領と激しく戦った朴槿恵(パク・クネ)元代表は、バーシュボウ大使に李明博大統領が外交に対する明確な政策を明らかにしないでいると批判した。朴元代表はその年の2月5日、バーシュボウと会って「李明博候補は韓国では南北関係の話をして、米国に行けば韓米関係の話だけする。最優先順位が何である明らかにしていない」と不満と述べた。「私は常に人々と政策に関して話を交わすのに李明博候補はそうでなく、理解することはできない」とも語った。

李明博陣営が自分たちを高麗時代の僧侶「妙清」と同一視していたという分析も目につく。李明博陣営を数年間取材した東亜日報の記者が大統領選挙直前の12月7日、アメリカ大使館関係者に伝えた話によれば、李相得(イ・サンドク)議員と崔時仲(チェ・シジュン)放送通信委員長など陣営の中心人物は、高麗時代に実用主義改革を推進した妙清に自分たちを例えたということだ。

米国大使館は大統領選挙当日の2007年12月19日、選挙結果に関する報告書で「『李明博ウェイ』と自由なマスコミ、強力な市民団体の監視が必然的に衝突せざるを得ない」と分析した。李明博政権開始後4年近く過ぎた現在も、その分析は現在進行形だ。

イ・ヒョンソプ記者sublee@hani.co.kr
原文: 訳 M.S