原文入力:2011/09/05 16:50(1768字)
クォン・オソン記者
当選者時期の2008年1月、米上院議員らに会い…‘ウィキリークス’公開 米外交電文で
翌日大使と昼食、4月訪米に先立ち‘米国産牛肉 輸入 全面開放’事実上 約束
←李明博大統領が2008年5月、大統領府で開かれた閣僚会議でキム・チュンス(左側)前経済首席と対米牛肉交渉と関連した話を交わしている。 大統領府カメラマン団
李明博大統領が当選者時期に米国上院議員らに会い「記者がいないから言うんだが米国産牛肉が品質が良く安くて良い」と言及し「牛肉市場開放が韓国消費者らにも良いこと」ということに同意した事実が4日、ウィキリークス文書を通じて公開された。
内部告発サイトのウィキリークスが公開した米外交電文を見れば、イ大統領は当選者時期だった2008年1月16日、当選者事務室でダニエル 井上、テッド スチーブンス議員、アレクサンダー バーシュボウ当時駐韓米国大使と会いこういう話を交わした。その席にはチョン・モンジュン、パク・チン ハンナラ党議員らも同席していた。 電文はバーシュボウ大使が作成し機密文書(confidential)に分類された。
イ当選者はその席で「牛肉問題が、特に韓米FTA批准をはじめとする両国の他の懸案の進展を妨げていることを知っている」として「(牛肉)市場をはやく開放する必要がある」と話した。彼はまた「盧武鉉政府の(牛肉市場開放と関連した)提案を米国が受け入れ自身の就任前に牛肉問題が解消されるよう願う」と話した。
これに対してバーシュボウ米大使は「米国は再開放のために現政権と議論を進行しているが、時期と関連して次期政府(李明博政府)が好意的な考慮をして欲しい」と答えた。これに対しイ当選者は「盧大統領と晩餐の約束があるので、その場でこの問題を提起できるだろう」と答えた。
←2008年6月10日、ソウル、光化門交差点から徳寿宮まで車道ををいっぱい埋めた市民が‘米国産牛肉輸入再協議’を要求し行進している。 キム・ジョンヒョ記者 hyopd@hani.co.kr
イ当選者は「記者たちがいないから自由に話すことができる」として「米国産牛肉は(品質が)良く安いから良い」と話した。バーシュボウ大使は「安全だ」と相槌を打った。イ当選者は「牛肉市場を開放することが韓国の消費者にも良いこと」という点に同意し「コメの消費量は引き続き減っているが、牛肉消費は増加しているから韓国が米牛肉輸出業界にとって以前より大きな潜在市場になるだろう」と強調した。
彼はまた「統一後には北韓が米国にまた別の牛肉輸出市場になり得る」と冗談も言ったと電文は伝えた。イ当選者は輸入禁止前は(韓国の)牛肉市場が完全に開放されていたという点に言及しつつ「その状態に戻ることが市場自由化」とまで話した。
これと関連して別の外交電文によれば、イ大統領は翌日の17日、バーシュボウ大使と昼食をとりながら、その年4月の米国訪問に先立ち米国産牛肉輸入を全面開放することを事実上約束したと出てくる。
一方、イ当選者はその席で、韓国の米国ビザ免除プログラム(VWP)加入に対する大きな関心を示した。彼は2008年中の加入に対する支援を二人の議員に要請しながら駐韓国大使に展望を尋ねた。しかし、バーシュボウ大使は「両国の新しい保安システム導入と韓国側の生体情報電子パスポート導入遅延のために2009年初めまでは難しいだろう」という注意(caution)を与えたと電文には書かれている。
作成者であるバーシュボウ大使は「時にはぎこちなかったが、おおむね気楽な雰囲気でイ当選者が二人の議員との対話を楽しんだ」として「彼が経済的問題に関心が集中しているということが明らかであり、牛肉問題は自身の政府で解決する問題でない点も確かに希望していた」と電文の終わりに評を付け加えた。
クォン・オソン記者 ツイッター@5thsage
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/494914.html 訳J.S