原文入力:2011-01-17午後08:29:13(1314字)
核爆撃機 墜落事故で未だ5万㎡放射能汚染
費用 462億ウォンかかる模様…米 "他国も要求するかも…"
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1966年1月、スペイン東南部プルロマレス。4基の水素爆弾を搭載した米空軍のB-52爆撃機が空中給油機と衝突し墜落した。核兵器3ヶが地上へ、残りの1発は地中海に落ちた。ヨーロッパ中が大騒ぎになった。幸い内蔵された安全装置のおかげで爆発はしなかった。
しかし事故の衝撃で2基の爆弾が損傷し吹き出た放射性物質プルトニウムとウラニウムが近隣地域を覆った。米軍が核兵器の除去装備等を地中に埋めたことで30万㎡に及ぶ広大な地域が放射能に汚染された。事故当時、スペインのフランコ独裁政権はこの問題をほとんど覆い隠してやり過ごした。
眩暈がするような核事故の45年後、スペインが米国に汚染地域の浄化を要求した。スペイン政府は先月、米国政府に「プルトニウムに汚染された土を遅滞なく除去してくれ」と要求する外交文書を送ったと現地日刊<エルファイス>が16日報道した。
事故直後、米国は後始末に乗り出したが未だに5万㎡に及ぶ土壌が深刻に汚染されたまま残っているということだ。当時、米国は1300㎡(ママ)の土壌を取りはらい自国サウスカロライナ州の核廃棄物保存所に移したが、これは汚染された土壌の0.43%に過ぎなかった。回収された水素爆弾2基は現在ニューメキシコ州、アルバカーキの国立原子博物館に展示されている。
スペインは核汚染土壌を別途 保管する場所がなく、自然半減期で放射能が消滅するまでには数千年かかる展望だ。専門家たちは汚染された土壌をろ過する方式だけでも放射能地域を6000㎡まで減らすことができると見ている。それにかかる費用は概略3100万ユーロ(462億ウォン)と推算される。
問題は米国の態度だ。<エルファイス>はスペイン政府官僚らの話を引用して、米国は核実験を実施した他の国々でも同様な要求が相次ぐことを憂慮していると伝えた。この問題がいまだにすっきり解決されないでいる理由だ。
ウィキリークスが先月暴露したマドリード駐在米国大使館の2009年4月外交電文は 「米国政府が土壌浄化のための財源造成を支援しない場合、スペイン社会に深刻な否定的世論が生じ、両国関係の他の分野にまで否定的影響を及ぼすだろう」とワシントンに報告した。この外交電文は 「スペイン政府が2009年初めから数ヶ月にわたり米国に放射能汚染の‘完全な除去’のための実務交渉を要求したが米国は公式確約をしていない」 と書いた。
事故当時、核兵器が山岳地帯に落ち住民たちの放射能被爆事例は比較的軽かったが、該当地域は今でも接近と作物栽培が禁止されている。
チョ・イルジュン記者 iljun@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/459169.html 訳J.S