原文入力:2010-09-24午後07:37:53(1032字)
オバマ "元貨 切上げ" …温家宝 "中国は開発途上国"
キル・ユンヒョン記者
国連総会出席のために米国、ニューヨークを訪問した温家宝中国総理とバラク・オバマ米国大統領が‘元貨切上げ’と‘中国の覇権主義’等 最近の懸案を巡り一戦交えた。
オバマ大統領は23日、ニューヨークで2時間余りなされた米-中首脳会談で大部分の時間を元貨切上げに対するメッセージを伝達することに費やしたが、温総理は「為替政策を徐々に改革する」という以上の返事はしなかったと<ニューヨークタイムズ>等 米国言論らが報道した。米国言論らはこれに対し 「(米国大統領が)首脳会談で一つの主題に集中するのは非常に異例なことで、これはホワイトハウスが(元貨の過度な通貨切下げによる)米国の失業率と対外競争力悪化を最優先イシューとして見ているということを意味する」と分析した。
この日の会談でオバマ大統領は「中国が行動に出ないならば我々は米国の利害を保護するための他の手段を持っている」という話で圧迫したが、温総理は明確な返事を避けたと伝えられた。米国政府はこの間、中国元貨が実際価値より20~25%程度低評価されており、米国の雇用と輸出産業に深刻な被害を与えていると主張してきた。
温総理の応酬は会談以後に出てきた。温総理は同日夕、国連総会基調演説で「去る30余年間、中国が成し遂げた開発と変化が全世界の関心を集めているが中国は相変らず開発途上国家に留まっている」として「これが我々の基本的国家状況であり真の中国の姿だ」と話した。
温総理は‘真実の中国を知ろう’という題名のこの日の演説で中国の国内総生産(GDP)は世界3位(去る2分期から2位に跳躍)だが、1人当り所得で言えば先進国の10分の1に過ぎず、輸出品の付加価値が低く、核心技術を輸入に依存している点などを中国が抱いている問題として言及した。温総理は「先進的な面と遅れをとった面とが共存しているのが中国の真の姿」とし「中国が発展すれば世界にも利益になるという事実を歴史が証明している」と付け加えた。
キル・ユンヒョン記者 charisma@hani.co.kr
原文: 訳J.S