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世界で高齢者人口が乳幼児数を上回る…2060年、韓国は「最も老いた国」に

子どもとおじいさんが見つめ合っている=ゲッティイメージズバンクより//ハンギョレ新聞社

 2060年には、世界人口の5人に1人が65歳以上になる見通しだ。特に2060年の韓国は、世界で最も高齢化した国になると予想されている。すでに昨年時点で、初めて世界で65歳以上人口が5歳以下の乳幼児数を上回った。

 先月31日、米国国勢調査局が発表した報告書「高齢化する世界:2025」によると、昨年時点で全世界の高齢者人口は8億5200万人で、総人口81億3200万人の10.5%を占めている。地球上の人類の10人に1人以上が高齢者ということになる。2060年には65歳以上の人口が20億人と2倍以上になり、総人口に占める割合も19.6%に達する見通しだ。

 世界人口は10年前の予想よりも速いペースで高齢化が進んでいる。すでに2025年に、65歳以上の人口の割合が史上初めて5歳以下の人口の割合を上回った。報告書は「昨年、総人口のうち高齢者が占める割合において、最年少層を上回るようになった。このような最年少層と最年長層の『交差』は、人類史上初めての出来事だ」とし、「今後数年間でその差はさらに拡大するだろう」と予測した。

 生産年齢人口100人当たりの65歳以上の人口を示す老年人口指数は、2025年の16.1から2060年には32.1へと倍増する見通しだ。65歳以上の中で80歳以上が占める割合も同期間に19.8%から30.6%に高まり、65歳以上の人口比率が21%を超える国や地域は33カ所から132カ所に増える見込みだ。

 韓国は2060年、世界で65歳以上の人口比率が最も高い国になる見通しだ。この比率は2025年の20.3%から2060年には41%へと2倍以上に高まり、日本(38.8%)や中国(34.6%)などを上回ると予想される。全人口を年齢順に並べたときの中央値となる年齢も46歳から59.2歳へと上昇し、全人口のうち80歳以上が占める割合も4.8%から18.3%へと増加する。韓国の総人口は、昨年基準で5219万人から、2060年には4695万人に減少する見込みだ。

2010年から2060年までの全世界人口における乳幼児および高齢層の割合を示すグラフ。オレンジ色が65歳以上の割合、青色が5歳以下の割合を示している=米国国勢調査局の報告書より抜粋//ハンギョレ新聞社 6

 報告書は韓国の高齢者貧困問題も深刻だと指摘している。2020年時点で韓国の66歳以上の貧困率は40.5%で、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で既に最も高い水準だった。ただし、OECDは最近の報告書で、韓国の高齢者貧困率が39.7%となり、30%台に入ったとしている。

 高齢者貧困率と全人口の貧困率の格差も25ポイント以上で、調査対象国の中で最も大きかった。報告書は、韓国の高齢者貧困率の高さに影響を与えた要因として、国民年金制度の導入の遅れや年金保障範囲・給付水準の不足、期待寿命の延伸、年功序列型の賃金体系に伴う早期退職の慣行を挙げた。

 これにより、生産年齢人口(15〜64歳)100人当たりで扶養すべき高齢人口数を示す老年人口指数は、昨年の29.5から2060年には81.6へと急増する見込みだ。これは2060年の世界全体の老年人口指数の予測値である32.1の2.5倍の水準であり、労働人口1.2人が高齢者1人を扶養しなければならない構造だ。

 主要国による高齢化の速度には違いが見られる。現在、最も高齢化が進んでいる日本の65歳以上の人口比率は、2025年の29.7%から2060年には38.8%へと上昇し、中国は14.6%から34.6%へと急増する見通しだ。一方、米国は移民の流入などの影響で総人口が増加するにつれ、65歳以上の人口比率が同期間に18.9%から23.4%へと比較的緩やかに上昇すると予想された。

 地域別では、高齢化の重心が欧州からアジアへと移る見通しだ。2025年の世界の高齢化国トップ25のうち20カ国が欧州の国々だが、2060年には中国やタイ、シンガポール、そして香港・台湾などが新たにランクインすると予想される。絶対人口数では、アフリカの65歳以上人口が2060年に2億4900万人に達し、欧州の2億1400万人を上回る見込みだ。

65歳以上の人口比率が高い世界25の国・地域を、2025年と2060年に分けて比較したグラフ。2025年には日本が29.7%で最も高かったが、2060年には韓国が1位(41%)となる見通し=米国国勢調査局の報告書より抜粋//ハンギョレ新聞社

 報告書は、予想以上に急激な出生率の低下が、高齢化加速の主な原因だと指摘した。2023年時点で、世界人口の71%が、人口を維持できる基準である「人口置換水準」2.1以下の国に居住していた。これは2013年の45%から10年で26ポイント増加した数値であり、中国やインドといった人口大国でも人口置換水準は2.1未満に低下した。バングラデシュ、メキシコ、ベトナムなどでも同様の傾向が見られる。

 寿命の延長と健康寿命の格差も課題として挙げられた。世界の平均寿命は2025年の73.5歳から2060年には78.1歳へと延びるが、健康寿命の伸び幅はこれに及ばないものと予想される。認知症患者数も2050年までに5500万人から1億3900万人に増加する見通しだ。

 このような高齢化は、政府財政や介護システムにも負担を増大させるものとみられる。今後10年間、経済協力開発機構(OECD)加盟国の政府保健支出の増加幅は国内総生産(GDP)の2.6%に達し、政府収入の増加幅である1.3%の2倍になると、報告書は予想した。世界的に見て、家族や友人による無償の介護が依然として高齢者の長期介護の主な手段となっており、多くのOECD加盟国では、50歳以上の介護提供者5人のうち3人が女性だった。

ユン・ヨンジョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1276324.html韓国語原文入力:2026-09-04 19:01
訳H.J

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