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米民主党で「民主社会主義」突風…20代新鋭、15回当選の現役を破る

登録:2026-07-02 09:13 修正:2026-07-02 09:52
民主社会主義陣営に属する民主党のメラット・キロス下院議員候補が30日(現地時間)、デンバーのブロードウェイで開かれた予備選パーティーで民主党候補に指名された後、演説をしている/AP・聯合ニュース

 米国の民主社会主義者候補で29歳のメラット・キロス氏が、民主党の下院議員候補を決める党内予備選で、15回当選の現職議員を破る番狂わせを演じた。最近、ニューヨークでも民主社会主義陣営の候補たちが現役議員を退け、相次いで選挙戦に勝利しており、民主社会主義の旋風が続いている。

 先月30日(現地時間)付のAP通信などの報道によると、民主社会主義者のキロス氏が、コロラド第1選挙区の予備選で、民主党候補指名をめぐり、15回当選のダイアナ・ディゲット議員を破った。キロス候補は11月のコロラド州の本選挙でも勝利が確実視されている。同選挙区には民主党が優勢な地域であるデンバーが含まれているためだ。カマラ・ハリス前副大統領は2024年の大統領選で、同地域において77%の得票率を記録した。進歩派のディゲット議員は1997年から約30年にわたり下院の議席を守ってきた重鎮だが、政治の新鋭キロス氏にその席を引き渡すことになった。

 1997年生まれのキロス氏はエチオピア出身の移民だ。2022年に米国インディアナ州のノートルダム大学ロースクールを卒業したキロス氏は、翌年10月のガザ戦争勃発の際、イスラエルの攻撃に抗議するデモを行ったロースクールの学生たちを反ユダヤ主義者だと非難する動きに反論する文章をブログに掲載し、注目された。所属していた法律事務所がこの文書の削除を要求したが、キロス氏がこれを拒否したところ、法律事務所は同氏を解雇した。キロス氏はこれをきっかけに、政界に飛び込んだ。出馬宣言後、キロス氏は進歩派のバーニー・サンダース上院議員と民主社会主義陣営の支持を受けた。

 キロス氏はディゲット議員を相手に「世代交代」を前面に掲げて挑戦した。特に、選挙運動の過程で米国のイスラエル支援問題を主要な争点に押し上げた。キロス氏とディゲット議員はともに、全国民を対象とする医療保険の導入と移民・関税執行局(ICE)廃止を支持しているが、イスラエルについては立場が分かれた。キロス氏はイスラエルに対する軍事支援の中断を含め、戦争終結を求めたが、ディゲット議員はイスラエルには防衛用兵器だけを提供すべきだと主張した。

 キロス氏は最近、コロラド州の公共ラジオのインタビューで「イスラエルはガザ地区で集団虐殺を犯している。米国は武器禁輸措置を講じるべきだ」と主張するなど、イスラエルを強く批判してきた。

 民主社会主義陣営はこれまで民主党内では少数勢力だったが、ニューヨーク市長に当選したゾーラン・マムダニ氏をはじめ、選挙で予想外の勝利を相次いでおさめ、注目されている。

 先月24日には、ニューヨーク第13選挙区の民主党下院議員選で、選挙に初出馬した民主社会主義者のダリアリザ・アビラ・シュバリエ氏が、5回当選のアドリアーノ・エスパイラット下院議員を僅差で破った。マムダニ市長の側近であるブラッド・ランダー前ニューヨーク市監査官は、第10選挙区でダニエル・ゴールドマン下院議員を破り、マムダニ市長の勧めで出馬したクレア・バルデス氏も、第7選挙区でアントニオ・レイノソ・ブルックリン区長に対し、大差で勝った。

クァク・チンサン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1266252.html韓国語原文入力:2026-07-01 17:03
訳M.S

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