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KAL爆破 キム・ヒョンヒ 訪日…日本 '北 拉致問題’再点火

原文入力:2010-07-20午後10:49:45(1240字)
日本政府招請で訪問
拉致された田口家族に会う

チョン・ナムグ記者

←キム・ヒョンヒはどこにいるか  日本を訪問した大韓航空(KAL)858機爆破犯キム・ヒョンヒ氏が乗った自動車が20日午前、東京の町並みを通るや日本のカメラマンたちが写真を撮っている。 共同通信提供/AP連合ニュース

1987年11月、大韓航空機爆破犯として検挙され死刑宣告を受けた後に赦免された北韓工作員出身キム・ヒョンヒ(48)氏が日本政府の招請で20日、日本を訪問し言論の大きな関心を集めた。キム氏は昨年5月、韓国で日本外務省官吏に「北韓にいる時(拉致された)横田めぐみに会ったことがある」と明らかにした経緯がある。キム氏は横田の家族に当時の状況を説明して欲しいという要請を受け訪日した。

キム氏はこの日明け方4時頃、日本政府が用意したチャーター便で羽田空港に到着した。引き続きものものしい警戒の中、乗用車で長野県にある鳩山由紀夫前総理(前拉致対策本部長)の別荘に移動した。キム氏は別荘で自身に日本語を教えた田口八重子(北韓名 イ・ウンヘ、1978年6月拉致)家族に会い、自ら作った食べ物で接待したと伝えられた。横田家族には22日に会う予定だ。

日本の横田家族は拉致された横田が1994年4月にすでに死亡したという北韓の発表を信じていない。キム氏は訪日に先立ち<月刊朝鮮> 7月号と行ったインタビューで明確な根拠を挙げずに 「北韓は秘密が明らかになることを心配し、死んだと言っている。横田めぐみと田口八重子は生きている」と主張したことがある。

←1987年‘大韓航空(KAL)858機’爆破犯であるキム・ヒョンヒ氏が20日午前、日本政府が用意したチャーター機に乗り日本、羽田空港に到着しものものしい警戒を受け空港を出発している。 <文化放送>画面キャプチャー

しかし日本言論らはキム氏が横田の生存有無と関連し新しい情報を持っていないと見ている。<読売新聞>は 「キム氏が横田に会った時は、北韓政府が明らかにした横田の死亡時期よりはるかに前」として「安否に対する情報とは言えない」と指摘した。

キム氏の訪日を契機に日本では北韓による日本人拉致問題が再び話題に浮上した。日本の主要新聞は19日からキム氏の訪日の知らせを大きく報道した。放送会社はこの日、キム氏の空港到着場面をリアルタイムで報道するなど、キム氏の行跡を追跡し伝えている。キム氏は1年以上の刑を受け、大韓航空機爆破当時に日本偽造旅券を所持しており、入国不許可対象だが今回は法務相の特別許可を得て入国し23日出国する。

東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/431234.html 訳J.S