原文入力:2010-05-28午前09:22:20(1129字)
オバマ国家安保戦略報告書 採択… "非核化守るため多様な手段動員"
チョ・キウォン記者
バラク・オバマ米国大統領が北韓とイランに、対話提案を受け入れるか、さもなければ孤立に直面するかについて選択を要求した。
オバマ行政府は27日(現地時間)スタート後16ヶ月ぶりに発表した新しい‘国家安保戦略報告書’(NSS)を通じ、このように明らかにした。オバマ行政府の国家安保目標に対する最初の公式宣言であるこの報告からは、北韓に核プログラム廃棄を、イランに原子力プログラムに対する国際的義務履行を各々要求しながら「両国は明確な選択に直面している」と明らかにした。オバマ大統領は「彼らが国際的義務を無視するならば、私たちは彼らの孤立を深化させ、彼らが国際社会の非拡散規範を順守するよう多様な手段を動員する」とも警告した。
報告書は軍事力より多者外交を強調しようとするオバマ行政府の意志を再確認した。米国の一方的な軍事的行動権を維持する立場を明らかにしながらも、軍事的手段は外交的手段を使った後の最後の選択という点を強調し、ジョージ・ブッシュ前大統領時期の‘先制攻撃論’とは距離をおいた。しかし、先制攻撃論の全面的な廃棄は宣言しなかった。また報告書は‘テロとの戦争’という用語の使用放棄を再確認した。しかし、アルカイダは米国の敵と明示した。報告書は「私たちはテロを遮断しそれを遂行する者を孤立させるための努力を継続していく」として「しかし私たちはテロリズムという戦術やイスラムという宗教を相手に戦争をするのではない。アルカイダという特定組織と戦争をしている」と線を引いた。また、米国本土で急進化された一部過激分子らによる自然発生的テロリズムとの戦いを国家安保政策の主要懸案として初めて明示することもした。
報告書は米国が国際的な責任を共有するために伝統的な同盟国を越え中国やインドのような新興強国にまでパートナーシップを拡張するという内容も含んでいる。ベン ローズ ホワイトハウス安保担当副補佐官は、新しい国家安保戦略報告書に対し 「私たちがしようと思うことは、私たちにもう少し多くのオプションを与えること」とし「武力を使用するほかはない時がくるだろうが、武力をあまり使わないためには安保脅威を解消し問題を解いていく他の手段が必要だ」と明らかにした。 チョ・キウォン記者、連合ニュース garden@hani.co.kr
原文: 訳J.S