原文入力:2010-04-18午後10:22:34(1200字)
住民反発招いた‘県外移転’…オバマも不信 表す
自民党 "退陣" 猛攻…‘衆・参議院同時選挙' 主張も
チョン・ナムグ記者
←鳩山由紀夫総理
18日午前11時、日本,鹿児島県徳之島の亀津新港には住民1万3000人余りの叫び声が轟いた。沖縄の米軍普天間飛行場をこの島に移そうとする鳩山由紀夫(写真)総理の‘腹案’に反対するデモが広がったのだ。島民2万6000人余りのほとんど半分が集まったこの日のデモは鳩山総理の‘県外移転案’が事実上、実現不可能であることを確認したことと受け止められている。
普天間問題を「5月末までに結論付ける」という鳩山の約束は米国側の反応を見ても実現が容易ではなく見える。彼は先週米国で開かれた核首脳会議で、バラク・オバマ米国大統領との公式首脳会談に招待されなかった。10分間余り会った夕食の席でもオバマは「あなたは‘私を信じてくれ’と言ったが、何も進展していない」と強い不満を表わしたと<読売新聞>が18日伝えた。
自民党は5月末までに移転地問題を解決できなければ総理が退かなければなければならないと声を高めている。民主党と鳩山の決断力不足に失望した世論もこれにかなり呼応している。先月末<産経新聞>と<富士ニュースネットワーク>が共同実施した世論調査では「5月末までに解決できなければ総理が退かなければならない」という回答が49.1%に達した。
鳩山総理は‘退く場合、解決がさらに難しくなる’とし、いかなる場合にも退陣論を否定している。しかし、日本政界では普天間問題が膠着状態におちいり、鳩山の退陣を前提に‘衆議院解散,衆・参同時選挙’の展望が少しずつ頭をもたげている。このまま進めば連立与党が参議院選挙で惨敗しかねないという憂慮からだ。
仙谷由人国家戦略担当相は17日、放送に出演し「総理が退くならば(衆議院選挙をして) 1年にしかならず面目がないが衆・参同時選挙の可能性がある」と話し、閣僚の中で初めて‘総理退陣’を論じた。与党内では‘消費税増税’等を掲げ国民の信頼を再び問わなければならないという声が少しずつ流れ出ている。
もちろん民主党の多数議員は‘そうする理由がない’という側だ。だが‘同時選挙論’に自民党はぴたりと緊張している。衆議院小選挙区300ヶ所の中で187ヶ所しか未だに次期選挙候補者を決められていない状況で、突然選挙を行えば対処が難しいということだ。自民党の中では「小沢一郎幹事長ならばそのような戦術を十分に駆使できる人物」という話も流れ出ている。
東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/416673.html 訳J.S