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中国, 731部隊跡地 世界文化遺産 登録推進

https://www.hani.co.kr/arti/international/china/403399.html

原文入力:2010-02-07午後09:03:07(941字)
ハルビン市 "日本軍国主義の罪状 見せる" 申請案準備

パク・ミンヒ記者

2次大戦当時、日本関東軍の悪名高い細菌戦部隊であった731部隊の遺跡地をユネスコ世界文化遺産として登録する作業が推進されている。

先月末開催された中国黒龍江省ハルビン市両会(人民代表大会と人民政治協商会議)で731部隊遺跡地を世界文化遺産として登録しようという提案が公式提起され、ハルビン市と黒龍江省は中央政府にこれを積極的に建議することにしたと<ハルビン日報>等、現地言論が伝えた。

ハルビン市政協歴史委員会と社会科学院などは、ハルビン市両会に共同提出した提案書を通じ「731遺跡地が日本軍国主義の罪状を見せ、歴史を反省させ未来に警告する重要な意味がある」とし「中国人の他にも多くの抗日人士たちがここで苦痛にあい中華民族だけでなく世界に属する場所」と指摘した。

‘人類に影響を及ぼした特殊な歴史事件’と関連した世界文化遺産登録申請規定6条により、ポーランドのアウシュビッツ収容所と原子爆弾が投下された日本,広島原爆ドームなどが世界文化遺産に登載されたので、「731部隊遺跡地も十分な資格要件を備えている」とこれらは明らかにした。

ハルビン市はこの提案を受け入れ、専門担当組織を構成し731部隊に対する研究と遺跡地保護計画,史料収集などを経て世界文化遺産登録申請案を準備し、まもなく中央政府に提出する計画だ。

ハルビン南側郊外にある731部隊遺跡地は1932~1945年、日本関東軍が細菌武器を開発するために人間を丸太という意の‘マルタ’と呼び、非人間的生体実験を行った細菌戦部隊があった所だ。これまでに朝鮮人6人を含め中国全域で1467人が731部隊の細菌実験で犠牲になったと公式確認されたが、実際には少なくとも3千人が生体実験で亡くなり細菌戦被害者は30万人に達すると中国は推定している。

北京/パク・ミンヒ特派員minggu@hani.co.kr

原文: 訳J.S