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日本の与野党議員99人、靖国神社を参拝…2年2カ月ぶりに参拝再開

登録:2021-12-07 22:57 修正:2021-12-08 02:09
「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」
東京都千代田区にある靖国神社=東京/AFP・聯合ニュース

 日本の与野党の国会議員が7日、2年2カ月ぶりに、太平洋戦争でのA級戦犯が合祀されている靖国神社を集団で参拝した。

 産経新聞は、超党派の議員連盟「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の所属議員たちが同日午前、東京の靖国神社を訪問して一斉参拝したと報じた。同会の靖国神社参拝は、2019年10月18日以来約2年2カ月ぶり。

 参拝に参加した与野党議員は衆議院68人、参議院31人の計99人だと同紙は報じた。自民党や右翼性向の野党である日本維新の会、国民民主党所属の議員らが参加した。政府側の関係者の中には、細田健一経済産業副大臣や務台俊介環境副大臣らも含まれている。同会は、毎年靖国神社の春(4月)と秋(10月)の例大祭と、太平洋戦争終戦日(8月15日)に靖国神社を集団参拝してきたが、昨年から新型コロナの感染拡大で参拝を見送っていた。

 日本の岸田文雄首相は今年10月、秋の例大祭を迎え、「内閣総理大臣岸田文雄」名義で「真榊」(まさかき)と呼ばれる供え物を奉納した。

 日本の国会議員が靖国神社への集団参拝を再開したことで、中国や韓国など周辺国の反発が予想される。東京都千代田区に建てられた靖国神社は、1867年の明治維新前後に起きた内戦や侵略戦争で天皇のために命を捧げた246万6千名余りの英霊を祀る施設だ。このうち約9割は日本の太平洋戦争(1941年12月~1945年8月)に関係している。この戦争の開始に関わったA級戦犯14人が、1978年に合祀儀式を経て靖国神社に安置された。このため、日本の現職首相などが靖国神社に参拝すれば、日本が侵略戦争を反省していないという意味に解釈され、周辺国が反発するなど大きな外交問題になってきた。

東京/キム・ソヨン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1022264.html韓国語原文入力:2021-12-07 10:52
訳C.M

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