日本の東京弁護士会は30日、人権を守るために活動した人の功績を称える東京弁護士会人権賞の受賞者に在日コリアン3世の崔江以子(チェ・カンイジャ)さん(47、多文化総合教育施設「川崎市ふれあい館」在職)等を選定したと発表した。
東京弁護士会は「崔さんは、日本社会の差別に長年直面し苦しんできた高齢の在日コリアン一世や子どもたちをヘイトスピーチ(特定集団に対する公開的差別・嫌悪表現)から守ろうと、自分の名前を公けにして様々な諸活動を先頭に立って行ってきました」と評価した。
崔さんをはじめとする人々の努力で、在日コリアンが多く住む川崎市は昨年12月、日本で初めてヘイトスピーチに対し罰則を設けた条例である「川崎市差別のない人権尊重のまちづくり条例」を制定した。