本文に移動

日本、朝中首脳会談は「日本が主導した対北朝鮮圧力の成果」

登録:2018-03-28 23:02 修正:2018-03-29 06:45
安倍「北朝鮮対話ムードへの変化は圧迫の成果」 
内部では非核化交渉で“日本外し”憂慮も
安倍晋三首相//ハンギョレ新聞社

 日本政府は金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長の電撃訪中に対して「日本が主導した対北朝鮮圧力の成果」という反応を出した。だが、非核化外交から日本が疎外されているという憂慮が高まっている。

 安倍晋三首相は28日、参議院予算委員会に出席し朝中首脳会談に対する質問を受けると「重大な関心を持って情報収集と分析に努めている。中国側からきちんと説明を受けたい」と答えた。また「北朝鮮が(対話を求める側に)変化したのは、中国、ロシアを含め確固たる決意で圧力を最大限に高めるよう国際社会で日本が指導力を発揮した結果」と話した。

 菅義偉官房長官もこの日、定例ブリーフィングで「北朝鮮が対話を求めているのは国際社会が一致して最大限の圧力を加えて得た成果だと考える」と話した。

 だが、北朝鮮が南北首脳会談と朝米首脳会談開催に先立ち、朝中首脳会談で対中関係の改善にも乗り出し、日本だけが北朝鮮非核化外交から疎外されているという憂慮の声が出ている。匿名を要請した外務省幹部は「圧力強化を主導した日本を非核化交渉から除外して、北朝鮮がマイペースで交渉を推進させようという下心がある」と読売新聞に話した。

東京/チョ・ギウォン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/838050.html韓国語原文入力:2018-03-28 15:21
訳J.S

関連記事