原文入力:2009-09-09午後09:09:46
チョ・ギウォン記者
ドイツ連邦議会が8日、第2次大戦終戦64年ぶりに戦時反逆罪有罪判決を一括的に無効にする法案を通過させたと<AFP>通信が伝えた。ナチスドイツは2次世界大戦当時、国家を害したり敵を利する行為をした人を反逆罪で処罰するという規定を根拠に2万人余りを死刑にした。
反逆罪はナチの代表的悪法の一つと指摘されてきた。だがドイツは2次世界大戦が終わった1945年以後も永らく反逆罪判決を一括的に無効と宣言せず、合法的有罪宣言であったかを懸案別に審査してきた。2002年になりドイツ議会がナチに対する良心的反対者と脱営兵に対する有罪宣告を一括的に無効と宣言する法案を通過させた。
しかし2002年にも戦時反逆罪として有罪判決を受けた人々は例外として残っていた。アンゲラ・メルケル総理が率いた執権キリスト民主党の相当数議員など保守派らは戦時反逆罪有罪判決を受けた人々が戦友に実際に害を及ぼした可能性を主張し一括無効化法案に反対してきた。
しかし、最近ドイツ法務部が反逆罪で処罰された行為が同僚や第三者に害を及ぼしたかを判断するのは不可能で、反逆罪自体がナチスドイツが政治的に気に入らないというすべての行動を処断した‘司法の道具’に過ぎなかったという研究結果を発表した後、法案通過への反対意見は弱くなった。 チョ・キウォン記者garden@hani.co.kr
原文: 訳J.S