米国の代表的な北東アジア専門家であるブルース・カミングス米シカゴ大教授(72・歴史学)は、第二次世界大戦以降現在まで、米国は北東アジア歴史問題と関連し、韓国と中国の主張にあまり関心を示さず、外交安保事案と関連して韓国よりも日本を優先してきたと述べた。
今月5日、日本の安倍晋三首相を批判する世界の歴史学者たちの声明に署名したカミングス教授は11日、ハンギョレとの電子メールインタビューで、署名への参加理由と韓日間の過去の歴史問題における米国の役割などに関する見解を明らかにした。
- 歴史学者たちが安倍首相に向けて声明を発表した理由は何か?
「私たちは、安倍政権が太平洋戦争で犯した日本の犯罪と関連し、あいまいな態度を見せており、嘘までついている現実を憂慮している。また、日本の正直な歴史学者たちや記者たちが右翼勢力に脅かされて攻撃されることを懸念し、声明を発表した」
- 過去の歴史問題をめぐる韓日間の対立に関連し、今回、オバマ大統領は安倍首相に何の問題も提起しなかった。米国が安倍首相の過去の歴史を隠すことを支援しているのではないか?
「米国が、安倍首相が戦争犯罪を覆い隠すことに手を貸しているとは思わない。日本政府は、安倍首相の訪米前に、米国が過去の歴史問題を提起しないよう要請しただろう。もっと一般的に言えば、1945年以降、日本に対する米国の支援と安全保障の公約は、日本が独自の防衛をしないことを意味する。米軍の支援に支えられ、誰もが日本を攻撃しないことを知っているので、彼らは無責任な言動をしている」
- 過去の歴史問題をめぐる韓日間の対立に関連し、米国は仲裁しない意向を示したが、米国がどのような役割を果たせると思うのか?
「歴史問題をめぐる韓日間の対立に関して、米国の責任は第2次世界大戦にさかのぼる。日本は侵略者としてドイツのように分断されるべきだった。しかし、韓国が分断され、日本は非常に寛大な処分を受けた。 1947年の初めに、米国は、日本が工業国に復帰して米国の同盟になることを望んだ。だから太平洋戦争に貢献し、数十万人の強制徴用された韓国人を雇用していた日本財閥グループに対する規制を緩和した。安倍首相の祖父である岸信介のようなA級戦犯を釈放し、免罪符を与えた。サンフランシスコ講和条約は、日本を戦争犯罪の責任から自由にしてあげた。 1965年の韓日国交正常化交渉も米国の巨大な圧力によって実現されたものである。論争の的になっていた多くの歴史問題が、1940年代末と1965年に(舞台裏に)隠されたが、これは、米国が韓日両国の関係改善を望んでいたからこそ可能だった。過去70年間、米国は、日本に対する韓国と中国の歴史的主張について、多くの関心を示さなかった」
- 韓国は、日本と過去の歴史問題をめぐり対立している中、米国からも韓米日三角安保協力を圧迫されている。また、高高度防衛ミサイル(THAAD)をめぐる問題でも見られるように、米国と中国の間で難しい選択を迫られている。
「盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権当時は、韓国が台湾問題をめぐる米中対立に巻き込まれることを懸念していた。今では尖閣諸島をめぐる日中の圧力のせいで状況がもっと悪化した。米国はこの紛争で日本を守ると公開的に宣言した。これは、韓国を非常に危険で困難な状況にさらすことになるだろう。長期的な視点から見ると、これは新しいことではなく、米国は常に韓国より日本を好んだ」
韓国語原文入力: 2015-05-12 20:08