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民営化されたJR北海道 前社長 2人目の自殺

登録:2014-01-16 22:29 修正:2014-01-17 06:18
2代目社長 坂本…現在相談役
昨年の脱線事故以後 罪悪感に苦しみ
民営化後 人材縮小で事故相次ぐ
JR北海道の故坂本真一(73)前社長

 15日、日本北海道の西南部、小樽市付近の余市町の余市港岸壁から100mの海上で北海道地域を管轄する鉄道会社であるJR北海道の坂本真一(73・写真)相談役の遺体が発見された。北海道警察は坂本が自殺した可能性が高いと見ている。

 坂本は1964年旧日本国鉄に入社し、1987年にJR北海道に配置され、1996年2代社長に就任した。 以後2003年には会長、2007年からは相談役としてJR北海道の経営正常化に努めてきた。 彼は昨年9月、線路異常を放置して運行した結果、脱線事故を起こした‘JR北海道スキャンダル’と関連して<毎日新聞>とのインタビューで「自分にも責任がある」として苦衷を語った。 日本言論は彼が最近、周辺に「死にたい」という話をたびたびしていたと伝えた。 JR北海道では2011年5月に78人が負傷した石勝線脱線・火災事故以後、中島尚俊社長が自殺した経緯がある。

 JR北海道の相次ぐ悲劇の裏には、1987年に断行された民営化の余波がある。 北海道の面積は韓国に近いが人口はわずか540万人だ。 合計2499.9kmに及ぶ14本の長い路線を管理しなければならず、民営化以後に赤字が累積してきた。 この過程で大規模人材縮小がなされ、当初1万4000人で始めた組織が今は6800人にまで半減した。 この会社は2012年309億円(3130億ウォン)の赤字を記録した。

東京/キル・ユンヒョン特派員 charisma@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/620130.html 韓国語原文入力:2014/01/16 21:27
訳J.S(814字)

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