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韓国銀行「半導体好況はかなりの期間続く…株価が下落を続ける可能性は低い」

9日の臨時国会での業務報告 
「物価を考慮すると、政策金利の引き上げが必要」
シン・ヒョンソン韓国銀行総裁=写真共同取材団//ハンギョレ新聞社

 韓国銀行は9日、「半導体景気はかなりの期間、拡大傾向を示すだろう」との見通しを示した。

 韓国銀行は同日、臨時国会での業務報告で、「今後も半導体景気は、人工知能(AI)の活用領域(エージェント型AI・フィジカルAIなど)および関連インフラへの投資拡大により、拡大基調を示す見通し」としたうえで、主要な予測機関の分析を引用し、「世界の半導体景気は少なくとも来年まで好調が続くだろう」と予想した。

 AIの普及により演算需要が増加し、主要なビッグテック(大手技術企業)による主導権確保のための投資が続いている上、製造プロセスの難しさから供給拡大が容易に進んでいないためだという説明だ。ただし、AIの収益性への懸念に伴う金融市場の調整や、ビッグテックによる実物投資の縮小、エネルギーのボトルネックは、下振れリスクとして潜在していると分析した。半導体景気の好調による恩恵が一部の産業・階層に集中しており、経済全般へ波及する速度が遅くなる可能性があることも、問題点に挙げた。

 韓国銀行はこの日、利上げの必要性を改めて強調した。物価の上昇傾向、成長の回復、金融不安など、最近の政策環境の変化を考えると、「今後、適切な時期に政策金利を引き上げる必要がある」と述べた。金融市場では、今月16日に予定されている7月の金融通貨委員会で、現行の年2.5%の政策金利を2.75%に引き上げると見込んでいる。韓国銀行は「今後の利上げの時期などは、物価上昇圧力の拡大程度、景気改善の流れ、金融安定の状況などを点検しながら決める方針」を明らかにした。

 韓国銀行は、外国為替市場の不安定さについて、「ドルに対するウォン相場は、中東地域の情勢不安などによりリスク回避心理が高まり、主要国の通貨とともに値下がりする中、外国人による株式の売り越し影響が加わり、主要国の通貨よりも大幅なウォン安傾向を示した」とし、「外国為替市場の24時間開放に続き、オフショアウォン決済システムの構築をはじめとする市場安定化への取り組みを続けていく」と強調した。

 暴落と暴騰を繰り返している株式市場の状況については、「半導体好況に伴う株価上昇への期待から、関連業種に投資需要が偏った状況で、米国の金融政策に関する不確実性やAIの収益性をめぐる論争により、株価の上振れ・下振れ圧力がいっそう高まり、変動性が大幅に拡大した」と分析した。韓国銀行は「今後、株価はAI産業に関する懸念、主要国の金融政策基調およびグローバルな資金フローの変化の影響を受け、高い変動性が続く見通しだ」としつつも、「半導体企業の営業利益見通しの上方修正、政府による資本市場制度の改善努力を考えると、株価が引き続き下落に転じる可能性は低い」と述べた。

 韓国銀行は、今年の韓国経済は半導体の好調に支えられ、成長率が昨年(1.1%)より大幅に拡大するという見通しを示した。5月の時点では今年の成長率を2.6%と見込んでいた。韓国銀行は「半導体景気の拡大基調が続く中、その影響が他の部門にも波及し、輸出・内需ともに堅調な推移を示す見通し」だと述べた。ただし、AIへの投資のペース、地政学的リスクの展開、米国の関税政策などに関連する不確実性が高い状況だと付け加えた。

キム・ヨンベ先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1267420.html韓国語原文入力:2026-07-09 10:28
訳H.J

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