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今年1~10月の世界の電気自動車販売台数は1356万台…43%が中国車

登録:2024-12-06 19:39 修正:2024-12-06 22:53
先月29日、ドイツのエッセンモーターショーで展示された中国比亜迪(BYD)のスーパー電気自動車「仰望(ヤンワン)U9」を観客が見ている/AP・聯合ニュース

 今年1月から10月までに全世界で販売された電気自動車(EV=純電気自動車(BEV)+プラグインハイブリッド(PHEV))の半分近くが中国車であると集計された。

 6日、市場調査会社SNEリサーチの集計によれば、今年1~10月に全世界で登録されたEVは1356万台で、前年比23.7%増加した。

 目立つのは中国車の躍進だ。今年、顧客に引き渡されたEVのうち、中国メーカーの製品の割合は43.1%で、昨年の38.7%より大幅に増加した。グローバルEV販売台数1位の中国の比亜迪(BYD)と3位の吉利グループがこのような増加傾向を牽引した。BYDは今年10月までに前年同期比36.5%増の310万7千台を販売し、市場シェアを20.8%から22.9%に拡大した。BYDは、中国市場を中心に様々なセグメントとサブブランドを通じてポートフォリオを拡大し、市場シェアを拡大している。

 吉利グループは105万4千台を販売、前年に比べ販売量が56.6%増加する急成長傾向を示した。市場シェアも昨年の6.1%から7.8%へと拡大した。その他にも上海汽車グループ(4位・5.8%)、長安汽車(6位・3.7%)、理想汽車(リオート 10位・2.9%)など多くの中国車が販売台数とシェアの面で上位圏に布陣し善戦した。

 BEVのみを販売する米国のテスラは、同期間に142万5千台を販売した。これは前年比1.1%減だ。市場シェアも13.1%から10.5%に後退した。欧州車も苦戦している。フォルクスワーゲンは昨年より小幅(0.8%)増加した78万7千台を販売したが、市場シェアは7.1%から5.8%に後退した。BMWもシェアが3.7%から3.1%に、ステランティスは4.4%から3.0%に下がった。

 現代自動車と起亜は共に前年比3.4%減の45万5千台のEVを販売し、市場シェアが4.3%から3.4%に下がった。

 中国がグローバル市場シェアを徐々に拡大しているのは内需市場のおかげだ。中国はグローバルEV市場の58.2%を占める世界最大の市場である。中国企業は自国市場の掌握力を徐々に高め、グローバル完成車メーカーを押し出しているが、こうした流れがグローバルEV市場のシェアに直結している。

ナム・ジヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/1171361.html韓国語原文入力:2024-12-06 13:03
訳J.S

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