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LG電子、自動車電装事業用半導体の自主調達を推進

登録:2022-05-06 06:49 修正:2022-05-06 07:08
自動車用半導体=LG電子提供//ハンギョレ新聞社

 LG電子が自動車電装事業に必要な半導体を自主調達する案を推進している。家電製品用半導体を開発した経験をもとに、自動車用半導体の開発にも乗り出す計画だ。

 LG電子は5日、ドイツの試験・認証専門機関「テュフ・ラインランド」(TUV Rheinland)から、自働車用半導体開発プロセスに対する「ISO26262」の認証を受けたと発表した。これは自動車に搭載される電気・電子装置のエラーで発生し得る事故防止の目的で制定された国際標準規格だ。

 LG電子はISO26262認証の取得について「自動車用半導体の設計や具現化、検証など開発プロセス全般に対する技術を確保したという意味」だと説明し、「事業性などを考慮し、電装事業に必要な自動車用半導体を自主供給する策も検討中」だと明らかにした。さらに「テレマティクスなど自動車用電子部品を生産する電装(VS)事業本部や電気自動車用バッテリー事業などとの相乗効果を期待している」と説明した。

 自動車用半導体は自動車の生産量を決定する重要な部品だ。自動車で楽しむエンターテインメントや自動運転機能などで車に装着される電子部品が増えるにつれ、自動車用半導体の役割も大きくなっているが、世界的に供給不足が続いている。LG電子の自働車用半導体事業は、先行技術の開発を担当するSICセンターが主導している。テレビなど家電製品に入る半導体開発の力を自動車分野に拡大したのだ。

 これに先立ち、LG電子はテュフ・ラインランドから走行補助システム(ADAS)のカメラやインフォテインメントシステム、自動車用ディスプレイなど「自動運転車の部品」と「自動車メディアの部品」の開発プロセスについても認証を受けた。LG電子のキム・ジンギョンSICセンター長(常務)は「自動車の主要部品である自動車用半導体の機能の安全性を世界最高水準で開発できるシステムと力を確保し続けていく」と語った。

イ・ジョンフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/economy/marketing/1041716.html韓国語原文入力:2022-05-06 02:47
訳H.J

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