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名古屋市長がかんだ金メダル、「交換」へ…費用は市長が負担

登録:2021-08-13 06:35 修正:2021-08-13 07:10
女子ソフトボール選手の表敬訪問で 
突然金メダル口に入れてかむ 
交換世論高まりで五輪委など受け入れる
河村たかし名古屋市長が今月4日、東京五輪ソフトボールに出場した地元出身の後藤希友選手が金メダル獲得を報告する場で、金メダルを口に入れてかんでいる様子=名古屋/ロイター・聯合ニュース

 名古屋市長が地元出身の選手が獲得した東京五輪の金メダルを突然口に入れてかんで物議をかもした事件と関連し、国際オリンピック委員会(IOC)、日本オリンピック委員会(JOC)、東京大会組織委員会などが金メダルを新たなものに交換することにした。

 NHKは12日、匿名の関係者の言葉を引用し、「IOCやJOC、東京大会の組織委員会などの関係機関が調整した結果、後藤選手の金メダルを新たなものに交換することになった」と報じた。メダル交換費用は河村たかし名古屋市長に請求する案を検討中だと、日本テレビは報道した。

 今月4日、河村市長はソフトボール日本代表チームとして出場した後藤希友選手と面会し、金メダル獲得の報告を受けた。その場で河村市長は「メダルを首にかけてほしい」と言った後、突然メダルを口に入れてかんだ。この事実が伝えられると、名古屋市に批判が殺到した。後藤選手が所属するトヨタ自動車も公式の立場文を出し「不適切かつあるまじき行為」だとし、「アスリートへの敬意や称賛、また、感染予防への配慮が感じられず、大変残念に思う」というコメントを発表した。河村市長は翌日「極めて不適切な行動で猛省すべきと痛感している」と謝罪した。

 しかし10日、名古屋市が属する広域地方自治体の愛知県の大村秀章知事は「できれば(金メダルを)再発行してほしい。前例はないとは聞いているが、(大会の)関係者とも話し合っていきたい」と述べた。新しいメダルへの交換を求める世論が高まったことを受け、結局、五輪委員会の関係者がこれを受け入れた。後藤選手も交換について了承していると、日本のマスコミは報じた。

チョ・ギウォン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/1007407.html韓国語原文入力:2021-08-12 14:46
訳H.J

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