SKハイニックスが昨年第4四半期の売上を9兆9380億ウォン(約9700億円)、営業利益4兆4300億ウォン(約4300億円)を上げたと24日公示した。売上高と営業利益が直前の四半期よりそれぞれ13%、31.6%減少した。市場の予想よりはるかに低く、アーニングショック(アーニングサプライズ)の水準だ。2年続きの半導体“スーパー好況”が、昨年第4四半期で幕を下ろしたためと分析される。ただし、SKハイニックスの昨年の年間売上高は40兆4450億ウォン(約3.9兆円)、営業利益20兆8440億ウォン(約2兆円)で2年連続最高実績を記録した。
SKハイニックスの昨年第4四半期売上高は、史上最高だった直前四半期の11兆4168億ウォンより13.0%減り、営業利益も直前四半期に出した最高記録6兆4724億ウォンより31.6%減った。昨年第4四半期に入り、SKハイニックスの主力商品であるDRAM出荷量が直前四半期より2%減少し、平均販売価格(ASP)は11%も下がるなど市場の状況が悪化し、四半期実績は期待に沿えなかった。
特に4兆4300億ウォンの営業利益は、市場が展望した平均値5兆1000億ウォンよりはるかに低い水準だ。50%を上回っていた営業利益率は44.6%に下がり、昨年第1四半期以後の最低値を記録した。四半期営業利益は、昨年の第2、第3四半期には連続で5兆ウォンを上回っていた。
SKハイニックスは2018年に年間で売上高40兆4451億ウォン、営業利益20兆8438億ウォンを上げた。2年連続の新記録だ。SKハイニックス側は「データセンターと高性能モバイル機器を中心に需要が急増したうえに、高付加価値製品需要に積極的に対応したため」と明らかにした。SKハイニックスは昨年17兆ウォン規模だった投資金額を今年は大幅縮小し、設備投資は40%程度減らすと明らかにした。
一方、SKハイニックスは、職員に基準給与の1700%に達する成果給を旧正月連休以前に支給することで労組側と合意した。昨年は1600%を支給した。