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今年のCESの主人公は“スマートシティ”

登録:2018-01-07 22:11 修正:2018-01-08 10:12
「世界最大の電子ショー」CESは9日米国で開幕 
世界4000社、韓国200社の企業が参加 
家電を越えて先端技術が一堂に 
 
昨年「スマートホーム」から「シティ」に進化 
AI・自動運転車・ロボットなど合わせ 
サムスン・LG、人工知能・テレビに集中 
現代自動車、音声認識秘書を披露
9~12日に2018国際電子製品博覧会(CES)が開かれる米国ラスベガスのコンベンションセンターで6日(現地時間)、行事準備が進んでいる=ラスベガス/AFP聯合ニュース

 今年50回目をむかえる世界最大の電子ショー「国際消費者家電展示会(CES)2018」が米国ラスベガスで9日(現地時間)から4日間の日程で開かれる。

 7日、業界によれば、CESに韓国からはサムスン電子、LG電子、現代自動車、コウェイ、ネイバー、ソウル大など200余りが参加する。これらを含めグローバル企業や研究所など4000余りがブースを整えた。

 CESはもはや家電ショーや電子ショーではない。かつてテレビ、オーディオなどが主役だったとすれば、自動車、ドローンはもちろん、人工知能(AI)のような先端技術が席巻している。「革新技術展示会」と呼ばれるに相応しい。

 今年CESが投げかける話題は「スマートシティ」だ。かつて個人用スマート機器で革新を繰り返し、昨年はスマートホーム、今年はスマートシティにまで拡張された。人工知能(AI)とモノのインターネット(IoT)、5世代(G)通信、自動運転車、ロボットなど、先端技術を組み合わせた結果だ。

CES2018のLG電子 ThinQ 屋外広告看板//ハンギョレ新聞社

 人工知能分野では、サムスン電子、LG電子はもちろん、アマゾン、インテル、現代自動車など多くの企業が新技術と新製品を発表する予定だ。サムスン電子は“ワンサムスン”を基調に、自社の人工知能“Bixby”を通じて家電の未来を見せる。また、世界で初めて人工知能技術で低解像度映像を8K水準の高画質映像に変換する85型(インチ)の「8K QLED TV」をリリースする。サムスン電子側は、「人工知能が映像場面数百万個を類型別に学習・分析し、映像変換データベースを構築した」と明らかにした。LGは今年、展示館を人工知能“ThinQ”を主軸に、家庭内の製品が一つに連動された状況を演出する予定だ。合わせて人工知能を適用した「OLEDテレビ」と超プレミアム家電「LGシグネチャー」をリリースする空間も用意した。LGディスプレイは「65インチUHDローラブル(Rollable)ディスプレイ」を初めて公開する。くるくる巻けるディスプレイで、見ない時には画面を巻いて隠すことができ、空間の活用度を高めることができる製品だ。

サムスン電子のAL高画質転換技術概念図//ハンギョレ新聞社

 自動車分野も現代・起亜自動車、フォード、BMW、トヨタなどがコネクテッドカーと自動運転技術をリリースする。現代自動車は人工知能技術を活用した音声認識秘書サービスを披露し、次世代水素電気車の名前と主な新技術を公開する予定だ。

 グローバル企業も慌ただしい動きを見せている。グーグルが初めて公式参加して“マンハッタン”という暗号名のスマートホーム機器を公開し、レノボは新しい概念のバーチャルリアリティ(VR)ヘッドセットを、NVIDIAは自動運転車のための技術を披露する。世界最大の半導体企業インテルと中国の通信企業である華為、動画専門サイトのHuluなどのCEOは、基調演説を通じて自社の革新を紹介する。

 韓国の中堅企業とスタートアップも出馬表を出した。衣類管理器で今回のCES革新賞を受けたコウェイと、マッサージチェアで有名なボディーフレンドも昨年に続き参加する。韓国のスタートアップであるネオファクトも今年ブースを整えた。

チェ・ヒョンジュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/826654.html韓国語原文入力:2018-01-07 18:54
訳J.S

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