ソウル牛乳が数千億ウォンの原料チーズと果汁原料を輸入して数百億ウォンの利益を得たという主張が出た。
ホン・ムンピョ セヌリ党議員は8日、農協中央会が提出した資料を分析した結果、ソウル牛乳が2009年から今年上半期までに2196億ウォン分の原料チーズを輸入し、輸入金額の二倍を越える売上を上げたと明らかにした。 ソウル牛乳は同じ期間に米国、トルコ、チリなどから輸入したオレンジ、ブドウ果汁を通じても1701億ウォンの売上を上げた。 ホン議員は特に2011年2月からの2年間、政府が口蹄疫による原乳生産の減少を理由に無関税を適用し、ソウル牛乳がこれを利用して暴利を得ていたと疑われると指摘した。 ホン議員は「無関税が適用された2年間に860億ウォンもの莫大な販売差益を得たことが分かった」と話した。
これに対してソウル牛乳関係者は「原料チーズと果汁を輸入して、工場で他の材料とともに加工し包装して完成品を作り販売したのだ。 完成品販売価格から原材料価格を単純に引き算して、暴利を得たという主張は受け入れられない。 無関税が適用された時には2度にかけて製品価格を引き下げることもした。 輸入原料チーズを使った製品の営業利益率は4~5%水準で、正常な営業活動をしたに過ぎない」と話した。
ユ・シンジェ記者 ohora@hani.co.kr