原文入力:2009-03-16午前09:10:23
‘ハンギョレ21’報道…“飲食品・リゾート事業 管掌するもよう
”後継構図 ‘変数’ 触覚…“兄さんと競争したくて” 発言も
三星側 “経営参加確定したことは何もない” 反論
キム・ヨンヒ記者
イ・ゴンヒ三星グループ前会長の長女であるイ・プジン(39)ホテル新羅専務が三星グループの持株会社格である三星エバーランドの経営に参加し始めたと知られた。
これと関連して、16日に発売される<ハンギョレ21>最新号がイ・プジン専務がエバーランド事業関連報告を定期的に受けることになり、これは三星グループの後継構図と関連したものと見られると報道して関心を集める。
<ハンギョレ21>は三星グループ関係者の話を引用し「京畿,龍仁のエバーランド本社に最近イ専務の事務室が用意された」と伝えた。またグループの別の関係者は「イ・プジン専務がまもなく公式にエバーランドの飲食品事業とリゾート事業を管掌することになると理解している」として「エバーランドの構造に多くの変化がおきるだろう」と話したと同誌は伝えた。
エバーランドはエバーランド→三星生命→三星電子につながる三星グループ支配構造の中心にある事実上の持株会社だ。三星グループの後継者であるイ・ジェヨン三星電子専務はエバーランド株式の25.1%持分を、イ・プジン ホテル新羅専務は8.37%をそれぞれ保有している。
これについて、三星コミュニケーションチームのある役員は「イ・プジン専務が三星グループの代表的サービス部門会社であるホテル新羅とエバーランドのシナジー効果を極大化する次元でエバーランドの飲食品事業に関与するのは正しい」としつつも「ただエバーランドにチェ・ジュヒョン社長が新しく就任し、シナジー効果を出すことができる事業部門を系列会社と検討しているが、ホテル新羅側のパートナーが経営戦略担当のイ・プジン専務であるということ」と話した。エバーランドのFC(フードカルチャー)事業部は、環境開発とエネルギーを担当するE&A事業部に続き二番目に多くの売上を上げる部署であり、全体売上の3分の1程度を占めている。エバーランド側も「ホ・テハク社長がエバーランドとホテル新羅社長を兼職していた時から人的交流と事業ベンチマーキングがあった」として「今回の件もこの延長である」と話した。
だがイ・プジン専務は2007年10月、三星石油化学の持分を大挙取得し最大株主に上がり、ホテル新羅を中心にサービス部門事業を積極的に導くなど活発な行動を見せ後継構図と関連して注目をあびてきたのが事実だ。<ハンギョレ21>は今回の経営参加が後継構図の新しい変数になりうるという証言が出ていると伝えた。<ハンギョレ21>は「イ・プジン専務が昨年末、私席で‘兄さん(イ・ジェヨン専務)と経営能力で一度競争してみたい’という話をしたという」として「イ・プジン専務が経営一線に出ようとする意志が非常に強いことと理解している」という三星グループ核心関係者の話を引用した。三星グループの他の関係者も「イ・ジェヨン専務の離婚訴訟に前後して‘イ・ゴンヒ前会長がイ・ジェヨン専務の仕事のやり方に不満を感じている’という言葉が出回った」と話したと同誌は伝えた。
これに対して三星グループの高位関係者はイ・プジン専務のエバーランド経営参加と関連して「まだ現況を把握しアイディアを検討する段階であり、経営参加と関連して確定したことは何もない」と話した。事務室設置についてはエバーランドもグループ側も揃って「事実でない」と明らかにした。 キム・ヨンヒ記者dora@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/344322.html 訳J.S