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「ノクジョン」をご存じですか…関東大震災朝鮮人虐殺100年、6661の魂が踊る

登録:2024-02-19 07:02 修正:2024-02-19 08:24
関東大震災での朝鮮人虐殺100年の慰霊祭を記録した 
写真家のチャン・ヨンシク氏の写真展、ソウルで2/21~3/5開催
昨年の慰霊祭の際に荒川の河川敷につるされたノクジョン//ハンギョレ新聞社

 シアル財団(理事長:キム・ウォンホ)は、今月21日から来月5日まで、写真家のチャン・ヨンシク氏の写真展「魂はここにあるから」をソウル市鍾路区寛勲洞(チョンノグ・クァンフンドン)のギャラリー・インデックスで開催すると、18日に明らかにした。展示には、昨年9月3日に東京の荒川の河川敷で行われた関東大震災朝鮮人虐殺100年追悼慰霊祭を撮ったチャン氏の写真約20点が含まれる。

 昨年の慰霊祭で韓国と日本の市民たちは、シアル財団の「1923韓日追悼事業団」のメンバーたちが作った6661枚の「ノクジョン」をつるし、朝鮮人犠牲者を追悼した。ノクジョンとは、死者の魂を悼み白い紙を人形の形に切り取ったものだ。6661は朝鮮人犠牲者の数字を示している。慰霊祭で抗日女性独立運動記念事業会のヤン・ヘギョン理事長は、「ノクジョン舞」を通じて朝鮮人犠牲者の無念の霊を慰めた。

チャン・ヨンシク氏の写真展のポスター//ハンギョレ新聞社

 財団は報道資料で「写真展では、慰霊祭のときに6661枚のノクジョンが時間と空間を超越して風を乗って来たかのような感動的な瞬間を記録しようと考えた」と伝えた。チャン氏は展示の趣旨について、「写真展が、100年前に無念にも亡くなった魂を慰め、日本が犯した過ちを現在の時点で歴史的な記憶として呼び入れることで、忘却の歴史が支配する歪曲された現実を省察し、未来に向けての和解と赦しを誓う展示になることを願う」と述べた。キム理事長は「関東大虐殺はジェノサイドと認定されるべきであり、この問題を、国連人権理事会や国際司法裁判所に提訴するキャンペーンを始めなければならない」と明らかにした。

カン・ソンマン先任記者、写真:シアル財団提供 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/culture/music/1128803.html韓国語原文入力:2024-02-18 19:00
訳M.S

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