日本で人工孵化して飛び立った1羽のコウノトリが8日午後、済州島の済州市翰京(ハンギョン)面 今藤(クムドゥン)里の海岸で発見された。
コウノトリを発見して写真を撮影したソン・インヒョク韓国鳥類保護協会済州支部会員の話によると、8日午後3時35分頃、済州市翰京面今藤里の海岸で両足に認識票を付着したコウノトリが餌を探している姿を撮影した。コウノトリの両脚に付着した認識票(J0092)を追跡した結果、日本のコウノトリ保護増殖センターで人工孵化した後、昨年4月に脚輪を付着し、6月に兵庫県豊岡市から飛び立たせた雄であることが確認された。このコウノトリは昨年12月12日には長崎県佐世保市で観察されていた。
天然記念物第199号であり絶滅危機1級のコウノトリは、かつて韓国全域で繁殖する留鳥だったが、現在は冬にだけ訪ねてくる代表的な渡り鳥になった。済州では昨年末、西帰浦(ソギポ)市 城山(ソンサン)邑 吾照(オジョ)里の海岸で、今回発見されたものとは別のコウノトリが観察されたこともある。
ソンさんは「コウノトリは済州島や南海岸、台湾に飛んで行くのに、今回は翰京面今藤里の海岸で餌を探す元気な姿で発見された」と話した。
韓国語原文入力:2015.02.10 23:19