原文入力:2012/10/04 23:08(2184字)
←サイが跳ねた…ソウル広場 8万人余り 殺到。 歌手サイの歌‘江南(カンナム)スタイル’が米国ビルボード シングル チャートで2週連続2位に上がった4日夜、サイの公演を見るために集まった数万人の群衆がソウル市庁前広場をいっぱいに埋めている。 写真共同取材団
‘無料公演’の約束守り楽しい祝祭
ビルボードでは2週連続2位…1位と薄氷の差
馬踊りなど‘見る音楽’のためにラジオでは不振
統合点数 騰勢 急で 逆転の可能性
物足りなさを吹き飛ばす非常に楽しいお祭りだった。 歌手サイ(実名 パク・ジェサン・35)が4日夜ソウル市庁前のソウル広場で‘江南スタイル’を歌うと8万人余りの市民が‘馬踊り’を踊り "兄さんは江南スタイル~" を叫んだ。 サイは当初 「米国ビルボード シングル チャートで1位になれば市民の前で上着を脱いで‘江南スタイル’を歌う」と公約したが、去る2日「ビルボード チャートの結果に関係なくソウル市庁前広場で公演する」と明らかにし、この日の公演が実現した。
‘江南スタイル’はこの日発表されたビルボード シングル チャートで2週連続2位に留まった。 だが、1位を占めた人気ロックバンド‘マルン5’のヒット曲‘ワンモア ナイト’との格差が前週より一層狭まり、1位挑戦の希望は継続することになった。 <ビルボード>インターネット版を見れば、‘江南スタイル’と‘ワンモア ナイト’のチャート統合点数差は先週の3000点から今週は500点未満に減った。 今週の1・2位格差は去る2月1日付チャート以後、最も僅かな差だとビルボード側は伝えた。
音源ダウンロード販売量では‘江南スタイル’が29万4000件で18万1000件にとどまった‘ワンモア ナイト’を10万件以上上回った。 しかしラジオ放送聴取者数で‘江南スタイル’は4600万人にとどまり、‘ワンモア ナイト’(1億1600万人)に2倍以上の遅れをとった。 それでも‘江南スタイル’の聴取者数は先週より37%増える上昇勢を見せた。
←歌手サイが4日夜、仁川(インチョン)、延寿区(ヨンスグ)、東春洞(トンチュンドン)の複合ショッピングモール‘スクエアワン’開場前夜祭行事に参加して‘江南スタイル’を歌っている。 サイはこの日、仁川公演に続きソウル市庁前広場に殺到したファンたちの前で公演を繰り広げた。 仁川/キム・ギョンホ記者 jijae@hani.co.kr
このようにラジオ放送で苦戦していることについて専門家たちは多様な分析を出している。 ポップコラムニストであるキム・グァンハン氏は「米国では全国各地を巡って公演してこそ、その地域の新聞が報道し自然に地域ラジオ放送につながる」として「サイが米国にずっと留まり勢いを維持するべきであった」と物足りなさを表した。 先月25日、国内日程のために韓国に戻ってきたサイは今月中旬再び米国に行く予定だ。 米国、シアトルで留学中の大衆音楽評論家キム・ヨンデ氏は「米国のラジオ放送が閉鎖的なため大型レコード会社所属の人気歌手の音楽を中心に選曲する傾向が強い」と話した。
コミカルなミュージックビデオと‘馬踊り’の人気のおかげで‘江南スタイル’が‘聴く’音楽より‘観る’音楽に近いという認識と、英語ではない韓国語の歌という点もラジオであまり好まれない理由に挙げられる。 若年層中心のオンライン市場とは違い、中壮年層まで加わるラジオではインターネットを通じて人気を得始めた‘江南スタイル’が不利だという分析もある。 ラジオ放送回数を反映しない英国UKシングル チャートでは‘江南スタイル’が先月30日に1位に上がった。
来週には‘江南スタイル’がビルボード1位に上がれるだろうか? 今までは‘ワンモア ナイト’が依然として強いうえに、新しい歌の激しい挑戦が続いていて容易ではないと見られる。 ‘江南スタイル’は米国アップル社の音源販売サイト iTunes チャートで着実に首位を守っていたが、最近ポップスターのテーラースウィフトと英国のアイドルグループ ワンディレクションに次ぐ3位に下がった。 ビルボード チャート3位に上がったバンド ファン、最近新曲を発表したケシャ、間もなく新曲を発表する今年のグラミー賞6冠王アデルとの競争も待っている。
‘江南スタイル’が来週には1位に上がると見る見解も相当に多い。 ビルボード オンライン版は「‘ワンモア ナイト’が(チャート統合点数で)前週より1%未満の騰勢を示した反面、‘江南スタイル’は8%も上がった」として「‘江南スタイル’が来週1位になる可能性は依然としてある」と明らかにした。 大衆音楽評論家キム・ヨンデ氏も「新しい挑戦者が直ちに来週勝ちあがってくることは容易ではないと思われる」として「来週のチャートが‘江南スタイル’が1位に上がれる最も有力な最後の機会かも知れない」と見通した。
ソ・ジョンミン記者 westmin@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/music/554412.html 訳J.S