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新鴨緑江大橋、完成から12年で開通…「朝中経済協力回復の兆し」

登録:2026-10-15 06:13 修正:2026-10-15 08:00
14日、新鴨緑江大橋の北朝鮮側通関施設の入り口に、北朝鮮と中国の国旗が掲げられている=読者提供//ハンギョレ新聞社

 中国と北朝鮮を結ぶ新鴨緑江大橋が、完成から12年となる今月15日に正式に開通する。北朝鮮と中国間の外交・経済協力の回復を象徴する成果とみられている。

 中国国営の新華社通信は14日付で、中国遼寧省丹東と北朝鮮平安北道新義州を結ぶ新鴨緑江大橋が15日に開通すると報じた。両国はこの日、共同で開通式を開催する予定だ。これまで現地で開通の可能性が何度か取り沙汰されていたが、中国の国営メディアが具体的な日程を発表したのは今回が初めて。14日には、橋に北朝鮮の国旗と中国の国旗が掲げられるなど、開通式に向けた最終準備の様子も確認された。

 新鴨緑江大橋は全長約3030メートル、往復4車線の規模で、中国が建設費を全額負担し、2014年10月に完工した。ところが、北朝鮮側の連絡道路や通関施設の建設が遅れたため、12年間使われていなかった。北朝鮮と中国の関係悪化や国連安全保障理事会の北朝鮮制裁、新型コロナウイルスの国境封鎖などが重なり、開通が見送られてきた。

 今回の開通は、昨年から本格化した朝中関係の改善が、実質的な経済協力へとつながる成果という点で意義がある。両国は、昨年9月に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が中国を訪問したのに続き、今年6月には中国の習近平国家主席が平壌を訪れ、関係回復に拍車をかけた。

朝中新鴨緑江大橋の位置//ハンギョレ新聞社

 両国関係の回復には、北朝鮮とロシアの緊密化という国際情勢の変化も影響を及ぼしたものとみられる。北朝鮮は先月、ロシアとつながる豆満江の自動車橋を開通させたのに続き、中国との新たな陸上貿易ルートまで確保することになった。中国としては、北朝鮮に対するロシアの影響力が拡大する中で、北朝鮮との経済的つながりを強化する必要性が高まった。北朝鮮もまた、ロシアとの軍事・経済協力を維持しつつ、最大の貿易相手国である中国との関係を拡大することで、特定の国への過度な依存を避け、外交的な選択肢を広げられるようになった。

 朝米首脳間の対話再開の可能性も、中国が北朝鮮との関係を強化しようとする背景の一つとされる。トランプ米大統領は、金委員長との対話への意志を表明し続けてきた。12日(現地時間)には、来月のアジア歴訪期間中に金委員長と会う可能性を問う質問に、「その可能性もある」と答えた。具体的な交渉が始まったわけではないが、中国としては、朝米首脳間の直接対話が再開された場合、朝鮮半島外交における影響力が弱まらないよう、北朝鮮との関係を管理する必要がある。

 今回の開通は、双方が経済的利害関係において意見の相違を見せたものの、一定の妥協点を見出したことで実現したという分析もある。国家情報院傘下の国家安保戦略研究院のキム・ギュボム副研究委員は、12日に公開した報告書で、「新鴨緑江大橋の開通が長期にわたり見送られてきたのは、単なる政治的対立や施設の不備の問題ではなく、北朝鮮と中国間の経済的利害関係の相違と密接に関連している」と指摘した。中国にとっては物流効率を高める基盤施設だが、北朝鮮にとっては中国産商品の流入を増やし、貿易赤字と対中依存度を深刻化させる要因となり得るためだ。昨年の北朝鮮の対中貿易赤字は18億5000万ドル(約2900億円)に達した。キム副研究委員は、今回の開通について「厳しい北朝鮮制裁が実施されて以来、解決策を見出せなかった北朝鮮と中国の経済関係が、新たな妥協点を見出し始めたシグナル」だと評価した。

今月5日、中国遼寧省丹東市から望む新鴨緑江大橋=イ・ジョンヨン記者//ハンギョレ新聞社

 新鴨緑江大橋の開通が直ちに貿易の急増につながるかどうかは不透明だ。国連の北朝鮮制裁により、北朝鮮の主要輸出品の取引が制限されているためだ。外交筋は「4車線となり貿易ルートは広がるが、実際に往来する物資が短期間で大幅に増えることは難しいだろう」と見通した。昨年の中国の対北朝鮮輸出は23億ドルで、前年より25%増加したが、2017年の制裁前の水準には及ばなかった。

 北朝鮮と中国は、経済協力と外交的な緊密化を強化しつつも、核問題などの主要な安全保障の懸案においては依然として立場の相違が見られる。北朝鮮は自らを「責任ある核保有国」としており、チェ・ソンヒ外務相は先月24日、核保有国の地位が「不可逆的」だと強調した。非核化は交渉の対象ではないという立場を改めて確認したのだ。

 今年6月の習近平国家主席の平壌訪問の際、中国側が発表した首脳会談の声明からも「朝鮮半島の非核化」という文言は含まれていない。一方、中国外交当局は「朝鮮半島問題に関する中国の立場と政策は、連続性と一貫性を保っている」と述べている。

北京/イ・ジョンヨン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/china/1282371.html韓国語原文入力:2026-10-14 20:34
訳H.J

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