西部戦線の非武装地帯(DMZ)で発生した地雷爆発事故は、軍事境界線(MDL)の10メートルあまり南の地点で2回にわたり発生したこと、作戦兵力が新たな捜索路の開拓を終えて撤収しようとした瞬間に起きたことが28日に判明した。1回目の爆発で3人の将兵が倒れ、彼らに捜索大隊長が駆け寄った瞬間に2度目の爆発が起きていた。
合同参謀本部(合参)は28日、ソウル龍山区の国防部で行われた中間調査結果ブリーフィングで、21日の事故発生時の状況を詳しく説明した。
調査によると、事故当日、新規の捜索路開拓作戦に投入されていた陸軍第25師団捜索隊、管轄の工兵隊などに所属する18人の兵士は、徒歩で作戦を遂行し、撤収準備中に爆発の被害にあった。合参のヤン・ジンヒョク作戦部長(陸軍少将)は「(事故当時)捜索路開拓作戦を進めていた捜索大隊長は、全体状況を評価した結果、(作戦人員が)軍事境界線地域に近接しているとの状況評価をおこなった」とし、「評価に従って作戦を終了し、撤収することを決断した」と語った。
事故当時、軍は探知班(捜索大隊長が所属)-指揮班-作戦支援班の順に徒歩で移動しており、地雷探知と作戦指揮をおこなっていた。1度目の爆発は、探知隊にいた捜索大隊長が作戦撤収を決定した後に、大隊長の前に立っていた探知班の工兵が撤収の準備中に左足を踏み出した瞬間に発生した。この爆発で、周囲にいた3人が同時に倒れた。捜索大隊長は倒れた工兵に向かって「大丈夫か?」と叫びながら駆け寄ったが、その時に2度目の爆発が発生し、捜索大隊長が倒れた、というのが合参の説明だ。
ヤン・ジンヒョク作戦部長は「(1回目の爆発直後)近くにいた捜索要員が接近し、地雷でできた穴の中にいる人員を引きずり出す過程で2度目の爆発が発生した」と語った。この爆発で捜索大隊長は左足首に重傷を負い、飛んできた破片などで右太ももなども負傷した。捜索大隊長と共に移動していた情報参謀も、立っていたところ爆発が発生し、破片で顔面などを負傷した。捜索大隊長と2人の工兵は重傷、1人は軽傷。監視哨所(GP)で録音された事故地点の音を聞くと、1回目の爆発の発生から58秒後に2回目の爆発が起きている。
2度にわたって爆発が発生したため、工兵はより精密な地雷探知方式を用い、脱出路を確保したという。膝をつき、つるはしで地面を探りながら20メートル前進し、その後、安全な地域を確保した。
この過程で、先頭にいた工兵が、1回目の爆発地点から約1メートル離れた場所に埋設されていた地雷と推定される四角い物体を発見している。この物体を目撃した兵士たちは「茶色でつるつるしたプラスチック材質」や、「木箱地雷」などと証言している。
軍は残されたこの地雷について、北朝鮮軍の木箱地雷に類似する茶色い樹脂製の対歩兵地雷と推定している。
作戦兵力は、草木の生い茂る険しい地形を突破し、重傷を負った捜索大隊長を抱えて移動するなど、脱出に困難を極めた。その後、非武装地帯内に派遣された救急ヘリに負傷者を乗せて国軍首都病院へ搬送した。ヤン・ジンヒョク作戦部長は「搬送終了時、ほとんどの作戦兵力は疲れ切っていた」と語った。