本文に移動
全体  > 経済

韓国、輸出前倒し効果終息か…8月1~10日の輸出、4.3%減少

登録:2025-08-11 19:19 修正:2025-08-12 06:41
平沢港に並ぶ輸出車両/聯合ニュース

 今月7日(現地時間)に米国の相互関税(15%)が発効した中、韓国の8月初めの輸出は減少傾向でスタートした。月初旬であるうえに操業日数減少の影響があるものの、対米輸出が2桁の減少率を示し、韓国政府も推移を注視している。

 関税庁は今月1~10日の輸出額が147億ドルで、昨年同期より4.3%減少したと11日明らかにした。操業日数を考慮した1日平均輸出額は21億ドルで、9.3%増えた。今年の操業日数は7日で、1年前(8日)より1日少なかった。

 今月初めにも主力品目の輸出は好調を見せた。品目別に見ると、半導体(12.0%)、船舶(81.3%)、乗用車(8.5%)などで増えた。一方、石油製品(-19.4%)、無線通信機器(-4.5%)などは輸出が減った。国別では中国(-10.0%)、米国(-14.2%)、EU( -34.8%)などへの輸出が減少傾向を示した。

 人工知能(AI)投資で半導体需要などの影響が大きかったが、関税賦課を控えて輸出前倒しの影響の効果が減少するのではないかとの憂慮も出ている。関税交渉妥結を控えて6~7月の輸出が各々4.3%、5.9%増え、2カ月連続で増加傾向を続けてきたためだ。先月は対米輸出も1年前より1.4%増えた。

 政府は推移を見守る必要があるとしている。産業通商資源部の関係者は「対米輸出も7~8日までマイナスが一桁だったが、週末が過ぎて二桁に拡大し、操業日数の影響で減少幅が大きく見える」として「最近の輸出の流れと大きく変わらないとして見守っている」と話した。

 1~10日の輸入額は159億ドルで前年比13.6%減少した。品目別に見ると、無線通信機器(8.0%)などで増え、原油(-14.2%)、半導体(-8.4%)、ガス(-29.5%)、石油製品(-1.7%)などは減った。国別ではサウジアラビア(2.1%)、ベトナム(9.4%)などで増加し、中国(-11.1%)、米国(-18.7%)、EU(-5.3%)などは減少した。輸出額が輸入額を下回り、貿易収支は12億ドルの赤字を記録した。

パク・スジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1212599.html韓国語原文入力:2025-08-11 11:21
訳J.S

関連記事