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ベラルーシ、ロシアの戦術核兵器の配備開始…「ヒロシマの3倍の威力」

登録:2023-06-15 05:17 修正:2023-06-15 07:50
ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が13日、ミンスクの防衛産業企業を訪問し、記者団に発言している/ロイター・聯合ニュース

 ベラルーシがロシアの戦術核兵器の搬入を始めたと、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が明らかにした。

 14日、ロシアのタス通信などによると、ルカシェンコ大統領は前日、ロシア国営放送「ロシア1」のインタビューで、「ロシアの戦術核兵器はすでに受け入れたのか」という質問に「すべてではない。少しずつ受け入れている」と答えた。さらに、今回配備されるロシアの戦術核兵器は、「(米国が太平洋戦争中の1945年8月に)広島と長崎に投下した爆弾の3倍の威力だ。そこ(日本)では8万人が一瞬のうちに死亡し、1発で25万人が死んだ」と述べた。ルカシェンコ大統領はまた、「(戦術核を)すべて受け入れたら、ベラルーシ全域に分散して配備する」としたうえで、「ベラルーシには貯蔵庫が多く、そのうち5~6基はすでに復旧した。さらに多く復旧する予定だ。(核)兵器は国全体に配備されることになり、1カ所だけに置かれることはない」と述べた。

 さらに、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領との電話1本で核兵器を使用することが可能だとも主張した。ルカシェンコ大統領は、「これはロシアの兵器であり、ベラルーシはロシアなしには使えないと言う人もいる。だが、もしも戦争が勃発すれば、私は時間を浪費しない。自らプーチン大統領に電話をかけるだろう。プーチン大統領が私に電話し、私が応じることもありうる。(核兵器)攻撃を調整することは問題にならない。我々はすでに協力合意を結んだ」と述べた。

 これに先立ち3月、ロシアとベラルーシは、ロシアの戦術核兵器をベラルーシ領内に配備することで合意したことを明らかにした。さらに4月、ベラルーシ国防省は、ロシアに派遣した部隊が現地で戦術核兵器の運用訓練を受けて復帰したと発表した。ベラルーシにはすでに核兵器運搬システムのイスカンデル・ミサイルと爆撃機が配備されている。ルカシェンコ大統領は9日、ロシアを訪問してプーチン大統領と会談し、戦術核兵器の配備計画を具体的に議論している。ロシアが自国の領土外に核兵器を配備したのは、1991年末の旧ソ連解体後、今回が初めて。

チョ・ギウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/europe/1095952.html韓国語原文入力:2023-06-15 02:37
訳M.S

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