尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の国政遂行支持率が20%台にとどまる世論調査の結果が出た。
韓国ギャラップが11~13日に全国の成人1002人を対象に調査した結果(信頼水準95%、標本誤差±3.1ポイント)、尹大統領の職務遂行に対する肯定評価は28%、否定評価は63%だった。9月4週目から4週連続で20%台にとどまっている。尹大統領の支持率は、海外歴訪中の暴言の波紋で2週間前に24%と就任後の最低値まで下がり、先週は29%まで反騰したものの、上昇傾向は続かなかった。
北朝鮮の同時多発的な武力示威が続く状況で、国民の危機意識も高まっている。「北朝鮮のミサイル発射が朝鮮半島の平和にとってどの程度脅威と思うか」というアンケートに対し、「きわめて脅威的」という回答が41%、「やや脅威的」という回答が30%だった。
ギャラップは今回の回答が「過去の北朝鮮の核実験の直後に韓国国民が感じた脅威性の水準に迫っている」と明らかにした。これに対する対処の方式としては、「平和・外交的解決策を模索する努力を続けるべき」という回答が67%で、「軍事的解決策が必要」(25%)という意見を圧倒した。最近、政界で攻防が起きている日本との軍事協力に対しては「必要」という回答が49%、「不要」という意見が44%だった。女性家族部を廃止し、保健福祉部に機能を移管する案についても「良いと思う」42%、「良くないと思う」38%と拮抗した。
政党支持率は、「共に民主党」が先週より6%高い38%を記録し、「国民の力」は32%、「正義党」は3%だった。詳しい内容は中央世論調査審議委員会のホームページを参考。